1 チューリッヒ.. 3 ストラスブールとコルマ..
[南ドイツ・いきあたりばったり]

     ライヒナウ (コンスタンツ郊外)
大聖堂と天上の光 2

2009/10/2(金) 午前 3:27

9・14

翌日訪れたボーデン湖からライン川が分離する付近の島、ライヒナウでも天気は良くなかった。
水の色が灰色になってしまって、せっかくの眺望が少々重苦しい。

コンスタンツの観光案内書でもらった地図を見ていると、この島は「ライヒナウ(世界遺産)」と書かれてある。
「ソコ、世界遺産らしいよ?」「行こう行こう」というわけ。

本来は島だったのだが、岸から人工的に 作られた道が伸びていてバスで行ける ようになっている。
3つの修道院の他は農地と農家ばかりの、 かなりのんびりした島だった。


しかし、曇天のおかげで世界遺産の 島なのに、あまり観光客もいず、 鄙びた風情。

奈良県風の野菜直売所なんかも あって、紛れもなく田舎である。


旅行2日目はココで泊まってもいいかと思い、 観光案内所で教えてもらったホテルまで 曇天の道路をテクテク歩く。

ホテルというよりは民宿のたたずまいで、 呼び鈴を押しても応答がなく、ドアノブにはくもの巣。
やってないようだ。
まあ、ホテルは後で考えよう。



そんなに整備されているとは言いがたい遊歩道 沿いに歩き、やがて世界遺産の修道院。

正面には島内一周観光バスも停車していたが、 曇天でそんなに客もいず、修道院のたたずまい は落ち着いていて静かだった。


世界遺産・ライヒナウの修道院内陣。
ステンドグラスはそっけない単なる模様。
質素で実直なバロック以前の教会の 雰囲気がある。
静かで涼しい空間で、しばし休息。



祭壇横に怪しげな小部屋があり、教会所蔵の宝物が展示してある。えらい古そう。
教会側の案内者が英語とドイツ語で 解説していて、観光隊がしきりに撮影 していた書物を便乗撮影。
・・・なんだったのか忘れちゃったよ(^^;
多分9世紀の何とかだっけ?

観光隊は、5ユーロ支払って堂内を 案内してもらっているツアー。
タダで後にくっついて宝物庫に 入っちゃった感じ(^^;


後、島内の遊歩道をゆっくり散策。

時折、湖または源ライン川ごしに両対岸の景観が遠望できるのだが、観光観光した 展望台や眺望レストランのような施設は何もなく、茂みの間からわずかに覗くのみ。

そのうち、遊歩道の単調さに いい加減飽きてしまい、 バスでコンスタンツに帰ってから 今晩の宿の算段をすることにする。

これが実は大変なコトになる のだが、それは後の話。

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