プロローグ.. チュービンゲンへの遥かな道..
[南ドイツ・いきあたりばったり]

  コンスタンツからの脱出
  --- スターウォーズ [エピソード☆] --- 

2009/10/5(月) 午前 4:08

 9・13

(ホテル Graf Zeppelin ***)
ツェッペリン伯爵号:飛行船の名。
ツェッペリンはボーデン湖畔
(コンスタンツ湖)のフリードリッヒハーフェンで飛行船を開発した。
町ではソレ関係の史跡やモニュメントが目に付いた。


「何?あの悪趣味な建物。」
「あ、写真で見覚えがある・・
 アレ、今日のホテルだよ。」
「えっ!」

まあ、一見悪趣味に見るのだが、 実は昔の建物でコンスタンツにはこの手の装飾を施した家が他にも数軒あった。

歴史的建造物なのだ。



しかし部屋自体は大したことはなく、特にバスタブではなくシャワーだったことに失望。

星3つのツインならバスタブのハズという思いこみが瓦解する。


ボーデン湖に出てみるが、相変わらず曇天でコンスタンツ側からはあまり大した眺めでもなかった。


この湖はスイス・ドイツ・オーストリアの国境にあり、観光拠点としても便利で、天気がよければ船でオーストリア(LINDOW)まで周遊しても面白いハズ。

ホテルにバスタブ付きの部屋があればコンスタンツで連泊してもいいか、と交渉したのだが、追加料金が当方の心つもりを多少オーバー。

ざっと町を一周し、ボーデン湖畔で
ビールを飲み、「よし、コンスタンツは
これでいいか。」と移動を決定。



翌朝、駅横のショッピングセンターを見学し、昼から郊外のライヒナウに行ってホテルを探すがラチあかず。

夕方コンスタンツ駅に帰り、駅前のマクドに入り、無線LANを利用しパソコン検索で、 この日の移動先を決め、ホテルの予約を試みる。

突然、持参していたパソコンの電池が切れてバカになっていることに気が付く。
電源コードに接続しないと使用できない。
↑こういうアクシデントが今回の旅行では散出した。

不吉な予感が早くも実現の気配。


ヨメをマクドに残し、大急ぎでホテルに帰り、預けてある荷物から電源コードを持ってくる。
何とかマクドの唯一の電源アウトレットの争奪戦に勝ち、今晩の移動先をネットで探す。

ウルムやシュタットガルトなら3時間もあれば行けるだろう。
ホテルさえ予約しておけば夜でも大丈夫だ。

「都会はどこでもおんなじなので田舎がいい。」とヨメがいう。
ハイデルベルグかバーデンバーデンかな?
今から行くにはちょっと遠いか。

グーグル地図で周辺の町を調べ、Booking.comで空いているホテルを検索する。

ドイツのこのあたりの地名はやたらと「なんとかリンゲン」だの 「かんとかリンゲン」という地名が多い。
なかなか適当な宿泊先を決められず、 困っていると「コマリンゲン」まで見つかる始末。

「おもしろいから、コマリンゲンに行こう!」とヨメ。
しかし、調べてみるとどうも商業都市のようで却下。

結局「チュービンゲン」に行く!と決定。

なつかしい響きの大学町である。
ハイデルベルグよりも近い。

ホテルを探すと4星で139ユーロがある。
「せっかくだから4星にしよう!」

やはり、コンスタンツの三つ星部屋への失望が残っている。
ホテルのスタッフの応対は悪くはなかったのだが、部屋自体はおなじみの二つ星と変わらない。


チュービンゲンの四つ星ホテルをインターネットで予約し、もう一度ホテルに帰り、荷物を引き取ってコンスタンツ駅に急ぐ。


プロローグ.. チュービンゲンへの遥かな道..