(4) 渡航準備の仮構性
a) 旅行カバン
トップバリューではキャリケースと言うらしいが、サムソナイトのスーツケースを見てしまったら、もうイオンへは戻れない。
さりとてサムソナイト正規品は7万円もする。
軽く私のひと月の寮費を軽く凌駕してしまう。
そこでネット通販での値段を調べることになる。
kakaku.com で見ると楽天市場出店の「よろずやマルシェ」が最安値で、かろうじて寮費より安くなる。
キティカードでえいや、とばかり注文する。
それでも高価だが、これで長年の懸案だった旅行前にスーツケースの心配をする必要がなくなった。
それまでは安物ばかりで、毎回何を持っていいのか苦慮していたところだ。
・・・
しかし、3日経って「完売につきキャンセル」との通知。
急いで他のネット通販を調べるが、軒並み値上がりしている様相。
しかし、相変わらず「よろずやマルシェ」では販売を受け付けている。
一体どういうことだい! 商品が無いのに販売してるって?
もう一度購入手続きをする・・・・
ここで、2011年のフライブルグ大学の受講の際のごたごたを今回も再現することになってしまった。
空席が無いのに、申込みを受け付け入金処理まで完了させる、といういい加減なネットビジネス。
ヨメが楽天市場外だが「キラット」でも最安値で売っていると言う。
では、怪しげな「よろずやマルシェ」をキャンセルしてそちらに申し込もう。
支払いは楽天市場を経由しないのでクレジットナンバーを送りたくない。
キティ銀行から直接口座振り込みで送金することにする。
送金し、確認書の「キラット」の住所を見るとなんと「よろすやマルシェ」と同じではないか!
結局、双方おなじ店でそこら中に在庫もない商品の最安値の広告を出しているのだ。
一体何のために?
最安値で誘導し、あわよくば他の代替品を購入させようというハラか?
ネットビジネスなら在庫情況は逐一更新すべきで、たとえ情報が遅れたとしても送金はブロックすべきだろう。
クレジットにしろ銀行振り込みにしろ、ネットでの金銭セキュリティの尊守ということを厳密に実践できないような業者は業界全体の信用度を著しく落とし、自分で自分の首を絞めているのに気が付かないのか。
しかし、ネット通販業者なんて大半がそんな程度かもね。
それでもメーカー直営通販にアクセスし正価で購入するのは、これもばからしい。
大小のリスクが常に混在する現在の商環境。 とてもまともな社会じゃないと思うのだが。
「よろずやマルシェ」から再度「完売につきキャンセル」のメール着。
「キラット」から上記とまったく同じ文面のメール着。
返金手続きをとったが、この間のタイムロスや送金手数料(実は無料。私はキティピンク会員だぜ)の負担はどうなる。返金すれば済む問題ではなかろう! と2011年にも息巻いたのだったなぁ・・
結局、別業者の別カテゴリーのサムソナイトを購入。
今度はきっちりと荷物発送日が案内されてきた。
いつの間にか当初の予算よりオーバーし、別商品を購入してしまっているワケだ。
インターネットとのバカ試合・・まだまだ継続中。
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