4 渡航準備の仮構性
e) ネット通販「キラット」様のその後
業界最安値「KILAT」に送金したが、「完売に付、キャンセル」と一方的に通知され、返金申し出に添えて多少の苦情を書き送った。
既に同一業者「よろずやマルシェ」に「完売に付キャンセル」された後、未だに販売を受け付けていることの欺瞞性を叱った。
すると数日後返事が来た。
「返金処理完了」という通知ではなく、「倉庫を探したらひとつ商品が残っていたので、あなた様のために確保してある。購入の意思ありかどうか返事くれ」という内容。
表面的には私の苦情に対する謝罪とその救済処置ということで、この業者なりの誠意の表現と見えるのだが。
文句付ければ出してくる・・それで解決すると思ってるんかねぇ?
2011年のフライグル大学との抗争の再現のちゃちなバージョンだな。
あのとき、こちらがドイツ領事館・消費者センター・大学当局(学長あて)まで巻き込んで、事務的ミスを認めろと抗議した。
すると部長サンのM.ノーテンさんが出てきて、「偶然部屋がひとつ見つかった。特別に許可します。」との回答を得た。
あの時は私が夏季講座に参加でき、結果的に当初の目的を遂げられたので和解することができた。
システムエラーの謝罪はなかったが、当局もそれなりにルールをちょいと曲げてくれたんだろう。
今回のちゃちな「キラット」バージョンでは事情が違う。
「お客様よりメールを頂きましたのちに、
再度商品の在庫を確認させていただきまして、
現在、xx様分といたしまして、
商品を1台確保させていただいております。」
この申し出を「誠意」と解釈するには私はあまりにもデカルト的方法的懐疑をフッサール風現象学化しすぎている。
通販業者であれば常に自分の在庫を把握しているハズだろう。
もっと言えば在庫なんてもとよりなく、並行輸入業者に電話して「一個まわしてくれ」と処置するだけのブローカーじゃないの?
多分、販売手配できるサムソナイトのファイアライトは常にあるのだ。
ただ、サムソナイトは正規品の値上げを8月から予定しているし、7月後半からテレビコマーシャルをコスモライトからファイアライトに放映替えするという情報があった。(←橿原アルル・サムソナイト直営店の情報)
つまりはファイアライトの販売価格を改訂し、値上げできる情勢にあったわけだ。
結局、「キラット」様は商品の手配ができるのにも関わらず、ネット上で出している最安値での販売を勝手にキャンセルし、競合他社の新値段設定が出そろうまで売り控えしてるんではないのかい?
別にそれはそれでビジネス戦略として「アリ」だとは思うが。
私はそんなウサン臭いこの世の仮構性にまみれ、時として鬱を発症し、常に外に自閉してしまう。
私ならば、自分の仕事の処理ミスで既に購入者からの入金が来てしまったら、何も言わず当初から自分の負担で公示料金で販売するだろう。当然のことじゃないか。
もし、在庫が本当にないんだったら、正規品を自己負担で購入してでも発送し契約を守るのがスジだろう。
誠意というのはそういうモンじゃろがぁっ!
ま、そんなことを色々勘ぐらせていただきました。
精一杯のご対応誠にありがとうございました>「キラット」様。
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