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[ザールラント通信]
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21 アルト・ザールブリュッケン |
2013/08/29 |
8月27日(火) 昨日は夕方アエロビクスのクラスがあり、夜まで学校に居残り、バス待ちがめんどくさいので森を抜けて歩いて帰った。 月もない曇天だったので森の中を歩きだすともう真っ暗だった。 しまった。いつの間にか9時には日が暮れているようになったんだ。 ドイツの森を甘く見たか。 どことも知れぬ森の暗闇の奥知れぬ深さに戦慄する・・ ほどではないにしろ、まったく足元が見えないので往生した。 懐中電灯は常備しておくべきだった。 途中の分岐点でせめて間違わないように現在地を確認しょうとI−Phoneの地図アプリを起動。 すると、画面の光がぱっと周囲まで届く。 あ、そういえば懐中電灯アプリもあったっけ! 遅いよ。気が付くのが(^^; しかし、早くも宿舎の撤退要綱がインターナショナルオフイスに張り出され、いよいよ今週で最終週。 もうのんびり夜までピアノ弾いてる場合じゃないんじゃ? ザールブリュッケンの町もあまり見てないので、行き当たりばったりに中央駅から歩いてみる。 ザール川沿いの遊歩道をどこまでも・・・ 写真はのんびりとしてるが、川沿いに道路が延びていて車の音はうるさい。 見る間に夕日が傾いていく。 歩き出したのが5時だっけ? 適当に向こう岸に渡ろうと橋に上がる。 水辺の木々遠くの建物が残照にてらされ、なかなかの散歩気分。 ザール川右岸はすぐ後ろが丘になっていて緑が豊かである。 こころなしか、家並みもそう建てこまず、ザールブリュッケンにしては落ち着いた町並みのように見える。 再び対岸の川辺をどこまでも歩く。 市内ならどこからでもバスで帰れるので、いたって気楽。 外国というより、淀川か大和川の土手道を散歩しているような、アットホームな気分。 もう少し外国の町、という緊張感も欲しいところだ。 豊かな水と緑はいいが、右堤防の壁面の落書きと見えてくる煙突がザールブリュッケンらしく、なんだか大阪風気分を誘発させてしまうのか。 ついに左岸の遊歩道は川の分岐点で左に逸れ消えてしまい、右岸の歩道も消えつつある。 追い出されるようにして右岸の町に上がる。 ---- なんだかザールブリュッケンではない雰囲気。 なんだか普通標準的ドイツの町の住宅地のような・・ いやぁ、お見事。 この辺り、アルト・ザールブリュッケンと地図にはありました。旧市街。 流石だね。 やはり瘦せても枯れてもザールラントはドイツだね。 やれば君にもできるんじゃないか。 ↑散々な言い方(^^; この辺でやっとフライブルグあたりの住宅地に匹敵するような建物が次々と。 安手の四角いコンクリート製建築を規制して古い町並みを残しているようだ。 なるほど。 これでやっとザールブリュッケンを見直したいところだったが、なにかが違う。 このタイプの住宅の窓にはつきものの花を飾っている家がほとんどない。 まあ、そういう外面的媚をきにしなくてもいい、というのがザールブリュッケンらしいのだろう。 アルト・ザールブリュッケンは戻りつつ考察すれば、やはり観光の中心シュロースプラッツ(城前広場)からザール川に沿って伸びている丘側の一帯である。 お金持ちは高いところから下々を睥睨しているものである。 |
20 遠足No3 メッツ(F... | blog upload: 2013/8/29(木) 午後 11:16 | 22 近郊探索 フォルバック... |