ネットで調べると、この学校には最短期(2週間)でも登録できるコースがあったので決定。
ネット経由で入学手続をした。
朝8時、宿舎からショッピングセンター前のトラム(tramway)の駅に行く。


ついでに駅に置いてある無料新聞「20 minutes」を取る。

ストラスブールのトラム。

バスと共通のチケットで1時間以内なら乗り換え自由で便利。
1.3ユーロを自動販売機に放り込んで切符を買い、自動改札機で刻時する。
学校まで15分か。

"CIEL de Strasbourg".

市内ではなくちょっと郊外の半商業地域にある。
向かい側の町並み。

私のクラスは6名。
男スペイン、リビアと私。
女性ドイツ2、ルクセンブルグ1。
リビアの男に、カダフィさんは元気?というとイヤな顔をした。
このリビア人は社会人だが、あとは学生終了就職前留学語学研修風。
発音と喋りの滑らかさ、語彙からいうとどうも下めのクラスかな、と思ったが、
聞き取りの内容のテストでは皆かなりできる印象。
逆に言えばそこが私の弱点のようだ。
よく喋るが、他人の言うことはあまり聞こえてない(^^;
もう一度逆に言えば、若い世代諸君の聞き取り能力はあなどれない。
30過ぎてから外国語を学び始めた私のような晩学型では、「外国語耳」を持てないのかも。
いずれにせよ、2週間の授業でそう言語能力が伸びるとは思っていない。
毎日通学し、生活のリズムを保つ。
そうしてフランス語での生活感覚になじむもうと思う。
そのワリにはパソコンで相変わらず日本語を書き散らかしているのだが。
初日、休み時間に担当教師が校内を案内してくれた。
かなり広い空間を取った、ちょっと安めの近代建築風。

使用自由なパソコンがかなりの量設置されている図書室があり、軽食が摂れるカフェテラスもある。

本体は語学学校ではなく、大学の卒業生に職業訓練の商業実務を研修させる公営専門学校である。
少々安手な商業地区にあり、NOVA風町の語学学校株式会社では?と心配したが、なかなかしっかりした母体の学校で安心した。
実をいえば学校の左隣がHONDAのエージェントで右隣がTOYOTA。

学校のパンレットにも学校の駐車場はHONDAとTOYOTAの間を入れ、と書いてある。
さらにTOYOTAの向こうはYAMAHAである。

このYAMAHAの店内のバイクの品揃えは壮観である。
レポートはまた後で。
授業は午前で終わり、午後のリスニングラボ他は任意受講。
本日はフランス映画を上映するようだが、とにかくインターネット環境を確認することが先決。
ホテルの無線LAN(WiFi)は10ユーロ/一時間と恐ろしい料金設定だった。
そんなもの使う気にはなれない。
図書室の管理者に自分のパソコンでインターネットにアクセスできないか尋ねる。
「できます。これ書いて128号室の担当者に渡しなさい。ログインIDを発行します。」
わあい、いい学校だ!
書面は「ログインして悪さをしません」という念書だった。
「ログインID、パスワードを取っておくから昼過ぎに来てください。」と128号室のシステム管理者。
学校のカフェテラスで昼食。

たいしたものはない。これが5ユーロの定食。少々高いか?
一番安いサンドイッチとコーヒーで3.7ユーロ。
フランスで「サンドイッチ」というのは無愛想なバゲットにハムとチーズを挟んである
豪快素朴なもので、日本の上品で可愛げな耳ナシサンドイッチではない。
見かけは無愛想だが、かじると意外とうまい。
バゲットの硬い皮を歯でかじりつき、ちぎり食うと雰囲気はもう学生。

食後、図書室の設置パソコンをいじるが、キーボードがフランス仕様のAZERTY、
もちろんかな漢変換もなし。以前、外国のインターネットカフェでローマ字の
メールを出した事を思い出した。使い勝手が悪いことこの上ない。
やはり自分のパソコンでアクセスするに越したことはない。
午後、もういちど図書室の管理者にログインパスが取れているかどうか尋ねる。
ちょっとあちらこちらたらいまわしにされたが、結局無事IDとパスワード受領。
広い校内の適当なスペースに陣取り無線LAN接続。

というわけでメールチェックやブログの更新、授業初日にして夕方まで学校に居残り、すっかりインターネットカフェ状態。
本当は今日から猛勉強するハズだったのでは?
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