日曜夕方5時。
町のチラシで見かけたコンセルバトワールの学生オーケストラのコンサート。

無料である(^^;
会場は新しく出来たCite Musique et Danceのホール。

運河に張り出した最近の建築である。
時間になると三々五々、日曜の夕方を音楽を聞いて過ごそうという人が集まってくる。
無料コンサートに集まるのは貧乏学生ばかりかな、と思っていたがそうでもない。

日曜午後は公園を散歩し、コンサートに行く。
うむ。何という完璧な日曜日なのか。

学生のバロックオーケストラ。
曲目はヘンデル、テレマン、ビバルディ、C.P.E.バッハ。
最初にコンサートマスターの教授が念入りに各パートに歩み寄って、調弦させているのが
いかにも学生オーケストラらしい。
それと指揮者が登場してまず奥のクラブサンの蓋を開けることを指示。
ちなみにこのクラブサン奏者はSonoka Ogawaさん。
音は流石に粗く、バイオリンの音程が悪くカスカスなのがちょいと痛々しい。
しかし、ビバルディのソロをしたFlute a becの女の子はすごいテクニックだったし、オーケストラの中に珍しい発弦楽器Theorbe(リュートではない)が混じっていたのが、さすがコンセルバトワールというか。
ビバルディのソロで湧いたので、最後のエマニュエルバッハも聴衆が音楽にのり、まあ、最後まで弦の音はカスカスだったのだが(苦笑)、満場の拍手の内に無事コンサートは終了。

かすかに明るさの残る静かな日曜の夜を帰る。

途中のカフェで一杯だけビールを飲んだりする。

公園を散歩し、コンサートを楽しむ日曜日。
日曜日はこうでなきゃ。
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