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[ストラスブール通信1] |
ヨーロッパ議会で青山光子を思い出す |
2008/2/5(火) 午後 9:42 |
ということで、それなりに楽しく見学は終了したのだが、ヨーロッパ議会で会った職員のオジさんの話を書いておく。 ヨーロッパ共同体の職員サンなら、国家の枠を超えた結婚くらい障害でもなんでもないのかな、と思ったとき、青山光子の事を思い出した。 ![]() それがきっかけとなり伯に見初められ、終に渡欧しカレルギー伯家のヨメとなり、やがて伯爵が死去した後もカレルギー伯家を守り、息子達を育てる。 この光子の混血の息子の一人が、今日「ヨーロッパ共同体の父」と呼ばれるリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギー*である。 この人が現在のヨーロッパ共同体を構想し、実現に奔走したのである。 明治の日本女性でヨーロッパに嫁いできた青山光子は、このヨーロッパ議会の母体、ヨーロッパ共同体の「父」の「母」(笑)というわけだ。 ちなみに映画「カサブランカ」でハンフリー・ボガードが脱出に手を貸す政治亡命者のモデルもこの人、リヒャルトである。 北海道のユミさんが、ヨーロッパ議会職員のオジさんの息子さんに見初められ、結婚してフランス生活を今年から始められたと聞くと、どこかこの青山光子と二重写しになるのは自然な連想だろう。 というわけで意外と楽しめたヨーロッパ議会見学だった。 ![]() ![]() ![]() ![]() 各国の外交出先機関が間借りしているのだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 大学宮からヨーロッパ議会までのアベニューはさしずめ東京港区赤坂といった趣か。 ![]() 最後にあるのはロシア領事館。 ![]() ところで日本総領事館もストラスブールにある。 しかし、この外交官通りではない。 住所を見ると、Les Halles。 いつも私が食料の買出しをするスーパーがあるショッピングセンター内。 いかにも日本らしい立地、というか(^^; 昔、オランダの領事館をたずねて行ったクラスメートが「ハイネケンの会社の敷地の中」だった、と憤慨していたのを思い出した。今はどうだろう? 次の見学予定は、そのハイネケンである。 ![]() *注釈)この記事を書いたとき、リヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーを |
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