ボーヌ、ディジョンで2日過ごした。
アルザスから来ると町の石の建築の白さが目に痛々しく映る。

ブルゴーニュ。
中世のフランス王家と覇を競い、ジャンヌダルクを逮捕してイギリスに引き渡した公国である。
屋根のモザイク模様が特徴的だ。

ボーヌは小さな町だが、ブルゴーニュのワイン取引の中心地でワイン直売店や
ワインカーブが旧市街に集まっている。

日曜朝、とある観光用カーブの見学に行く。
6.5ユーロ払うと、カーブを案内してくれ、ワインの試飲もある。
アルザスではハイネケンの工場を見学に行って、各銘柄を試飲したが、そちらもあまりよく違いがわからなかった。
実を言うと私はかなりの下戸で、ワインもよく分からんのだよ(ははは)。
(ハイネケンの工場内⇒)

しかし、ボーヌは小さな町で一時間も歩くともう行くところはない。
後述のボーヌ貧民施療院はもちろん見学するとして、せっかくだから、ワイン・カーブの見学にも行くしかないか、と予定に入れる。
朝10時半。このカーブ見学の参加者は私一人。
ホテルレストランのギャルソン風お兄さんがサシで案内してくれた。

1938年から保存しているという埃だらけのビンが並んでいたりする。
「コルクは20年から30年に一度取り替えます」
「少しずつ容量が減るので、取り替えるとき少しワインを足します」
「・・・ふーん」。
というような会話のあと、このワインのストックは文化遺産で、ボーヌ施療院と同様、かけがえのないわれわれの誇りです。」 と続く。
(ボーヌ施療院については後述)
そこで京都とボーヌの文化遺産自慢くらべになる。
実は私の住居「奈良」を説明するのがめんどくさいので京都から来たとウソついた(^^)
カーブで白・赤の代表的なものをグラス一杯ずつ試飲させてくれたが、もう一度上の店に上がって、新品の2004年の赤を開けてくれた。
6.5ユーロでグラス3杯。
まあまあのコストパーフォーマンスか。
まあそれなりに楽しめました。

(ボーヌの町の夕暮れ)
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