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[ストラスブール通信1]

(番外6) リヨンに行く (2)

2008/2/14(木) 午前 7:31

リヨン美術館


古代エジプトから現代まで、正に Un peu par tout(何でもあるさ、ちょっとだけ)である。
18時閉館なので全部詳しく見てられない。
西欧の美術館に来るとよくやってしまう「流し見」になってしまう。
何か重点的に見ればいいのに、とにかく全部見てしまわなきゃ、ということになる。
そして流通科学大学今西説でいうところの「ラケット」をやたら振り回し、
空振りしてしまうのである(^^;


こうなればテーマもクソもない。
特別展で「エジプトの美術」が開催されていたが、これは意識的にカットし、とにかく知ってる作家のホンモノを拝まねば、とタイムマシンのアクセルを吹かせ、時代を猛スピードで突き抜ける。  ←おいおい(^^;

が近・現代作家の展示場がよくわからない。

閉館間際になってやっと発見。ふう。

そこで見つけたピカソの”Vanité"(虚栄)は昨日、ディジョン美術館の項で紹介した。
他には以下の著名作家の作があった。

ではリヨン美術館所蔵有名作品紹介コーナーを始める。

デフュイ
ボナール










ドガ
ゴーガン




マチス






モネ


モロー







ルノワール








ルオー






ロダン・・・










ロダンはコレも。   








コレを見ると、何故か今はなきNOVAを思い出す(^^)









フジタが一点。有名な自画像。






フジタの伝記としては、
清岡卓行「マロニエの花が言った(上・下)」
新潮社 1999が出色。

フジタを核にアノ時期のパリに集まった
日本人画家・詩人達の過去と係累を
立体的に再現した労作だ。



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パリとは一体何だったのか。
それは皆が若々しかった時代の青春の祭りだった。

 ・・・今更言うのも気恥ずかしいが、やっぱりパリに行きたい!

       嘗ての熱気がまだ漂うそこかしこをさまよい、
       やはりこの憧れと昂揚が一生消えるものではなかったことを
       密かに喜びたい。・・・

・・・と私は2001年の上記の本の書評に書いた。

明日はパリに行く。

いいえ、まさかルーブルやオルセーの著名作品紹介コーナーなんてのは致しません。
ご安心くださいませ。



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