![]() |
[ストラスブール通信3] | SAIG村(シュバルツバ・..![]() |
遺失物窓口を探す |
![]() 無くしたものはしかたがない、ときっぱりと切り替えられる程私は陽性ではない。 道端のクズを見つけてはしげしげと・・・ それでは切り替えて、ウジつく気分をきっぱりと払拭するために、とにかく警察に・・・ え?フランスでも落とし物は交番に、かな? ネットで検索すると、パリの警視庁ではOBJECT RETROUVE (遺失物回収)サービスがあるようだ。 では、宿舎のレセプション嬢に近くの警察署を尋ねる。 現代美術館の前にGENDARMERIEがある、と。 ソレは知ってたが、ソレは違うだろ、と思う。 私のイメージでは憲兵隊か治安維持部隊という感じなんで。 近所のGENDARMERIEはどうも休暇中のようで門は固く閉まっている。 横の門衛詰め所に門衛がいて、私を見つけて出てくる。 厳めしそうな組織の割りには親切なおニイさんだった。 「落とし物?ここじゃないよ。POLICE MUNICIPAL(市警察)へ。」 「それどこですか?」 「ちょっとまって・・・」と自分の携帯電話を持ってきてGOOGLE地図で示してくれる。 「Pont Lui-pasteur を渡って・・・まっすぐ2番目の橋を右に・・Hotel de Villeの」 昨夜、アノ辺りの周囲が大規模開発されているのを目撃したが、HOTEL DE VILLE(市庁舎) もアッチへ移転してたのか・・ ![]() 自転車でこの前メシ食ったBRASSERIE DE LA BOURCE の川向かいへ。 よくわからんが、前に駐輪施設のある建物が市庁舎のようだ。 しかし、建物自体にはそんなカンバンは掲げられていない。 総合官庁ビルか、と思い中二階の扉のガードマン氏に「市警察 は?」と訪ねる。 「下に降りて右に」 あ、やはり同居しているのか・・ しかし、同じビルの下にはもうなにもなく、そのあたりを探すとまったく別の建物だった。 憲兵隊の門衛のおニイさんは「市庁舎の近くの」と言ったのか。 アノおニイさんはいたって気さくだったが、市警察の門衛は数人、厳めしく武装している。 入っていった私に、銃を持ちながら「?」という表情。 「え?落とし物窓口?」と怪訝な顔をされる。 後ろ側にいた別の門衛サンがブスッと言う「Mairie(市役所)」 「市役所だよ、あっちの」。 今そちらからきたところだが、やはり市役所が担当だったのか。 もう一度市庁舎に戻り先ほどのガード氏に「やはりここらしいです」というとサックの中を検められてから、バリアの中に入れてくれた。 受付で「落とし物係?」と尋ねる。 「ここではなくて・・・」と別の役所の落とし物窓口の案内カードをくれる。 入口のガード氏に「やはりここじゃないようでした」と苦笑い。 ここで昼休み休憩・・・ なんだかカフカの城に似てきたが、一方では「落とし物」は多分見つからないだろうが、「落とし物係」はどうやら見つけたようなので、妙な納得感がある。 遺失物窓口で申告することは多分、失った物への執着を断ち切る儀式として有効なのだ。 ![]() 午後、カードに示された、ストラスブール市のクリスマスマーケットが出るPLACE BROGLIEの昔の市役所に行く。 ![]() 地図ではやはり市役所と書いてある。 私の行くところは"Hotel de Ville de qurtier"(市役所支所)ということになっているようだ。 ![]() 大学もそうだったが夏期が改装・修理のシーズンらしい。 構内に何の表示もなく、ただ工事中の敷地を「Hotel de Ville de quartie」というの張り紙を頼りに普請現場を伝い、とあるドアを開ける。 ![]() 「落とし物?ここですよ。」と中年のおばさん。 要点を書き記した紙を見せると、しばらく読んで、「よくかけてます。」(^^; ![]() まあ、要点はすべて網羅したつもり・・・ 私の筆跡をコンピュータに転記。 見つかれば学校の方に。 これ単なる落とし物じゃなく、大事な旅行の思い出なので。 と、わずか2日間だけの記録だけだが、おおげさに泣き落とし戦術で。 「そうですよねぇ。みつかればいいですねぇ・・」 ・・・という感じで警察と市役所巡りでこの儀式終了。 さて、本日は金曜日で宿舎の予約は今晩まで。 明後日日曜からの一週間は既にILLKIRCHのアダージオを予約してある。 今から明日の宿を決めねばならん・・・ ええい!と、ドイツ黒森のチチゼー近くの高級4星リゾートに行くことにした。 大体見当はつくが、始めての場所。 また行き当たりばったりの旅行ゲームか。 駅で明日のドイツ行きの切符を買っていると雷鳴・・・ ![]() 明日の旅行のためのホームの構造確認とロッカーの値段の確認・・・ 荷物はすべて駅ロッカーに置いておいて・・・ ![]() ![]() うわー、老眼+白内障だぜ、これで本当に旅行できるんかい? ![]() 駅前のマクドで休憩。 店内のタッチパネルで注文し支払いまで完了するシステム。 窓口でやりとりするより、外国人には便利なシステムだ。 事実以降、マクドにはいつもお世話になりっぱなしだった(^^; 駅前マクドの2階はなかなか使える空間だった。 WIFIも効くし、座席も豊富。 安くて自由に席を占めていつまでも居座れ、お勉強もできる。 日本でもこの手の簡易カフェが大賑わいで、客の大半はインバウンドという印象だったが、今は私が外国でそのインバウンド客をやってるのだ(^^; ![]() カフェラテ一杯で充分ねばる。 ![]() 帰りに筋向かいのケバブ料理店でケバブのテイクアウト。 「何かける?」 「ケチャ・マヨ・ピカント!」 ケチャプとマヨネーズとピカントソース全部かけて!という意味なのだ。(わかるわい!) では、明日はドイツへ・・ 荷物は多分レセプションで預かってもらえるだろう。 自転車はチト心配だが・・・ upload:2019/2/20(水)0:54
|
![]() |
![]() |
SAIG村(シュバルツバ・..![]() |