ハンス・ユルゲン”教授 .. [ストラスブール通信3] ご近所自転車散歩...

 Lieu de l'Europe 見学


'18 8月24日(金)
朝、6時半目覚める。それでいい。
今頃やっと時差ボケが。

少々急ぎ目で登校したのでノートとハチマキ忘れた。

本日は汗拭きタオルで額のシワかくし(^^;

この週末、学校本体の中央広間ではテレビゲームの展示イベントがあるとかで、いつもは閑散としているのに人で一杯。


↑教室風景を撮影している級友ハンス=ユルゲン”教授”。

前日教室で書いて提出した文章の添削が返却され、真っ赤だった。
まったく正しく書くことができていない。
細かい文法と正書法・・・まあ別に日本で暮らすにはかまわんが、フランス語通訳としてはもうとてもだめだなぁ。
どうしてももう一度みっちり勉強し直さんと。。。

午後、学校のプログラムで”Lieu de l'Europe”見学。

場所はやはり見学定番のヨーロッパ議会のある地域だが、今まで知らなかったこじんまりとした施設。
自転車で自宅から指示された場所に行くと、同じくVELHOPE自転車のハンス=ユルゲン”教授”とまず鉢合わせ。

そのうち学生が集まりだし、引率のインストラクタもやってくる。
ウチの担任ではない講師二人。

そのうち一人が私の顔を見て「ああ、あなたでしたか」と。
「ええ、5年ぶりですよね。」

5年まえに2週間だけ担任してもらっただけのクリスチーヌだったがよく私のことを覚えていてくれた。
それも当然で私は当時でも異例の学校の最高齢者だったのだ。
もっとも今年は"教授"に最高齢の座を奪われてしまったのだが。

見学開始。
EUの設立史関連の展示があるだけの小中学校校外学習用の無料公共施設のようだ。
ベートーヴェン第9の合唱部分のいろんなバージョンがあり、もちろん私は迷惑千万ドイツ語で朗誦、すると中年ドイツ系のジェラードも加わり・・大合唱(サワリだけ)とか。

2階の事務所では無料のポスター等が配布され、私も2枚ほど日本へ輸入用に。

写真中央は最初の初級クラスで一緒だった美女一名。
「写真撮っていいですか(^^);」と尋ねると「あ、私の事務所の許可取ってくれないと・・」と返されてしまったのだが、スキを見て隠し撮り(^^;

こういう校外のイベントプログラムでは他のクラスの同胞等とちらちらと会話の機会が。
上級クラスのいかにも秀才風のO君とも冗談。
登校初日に学校の自動販売機の前でコーヒーの値段を尋ねたがフランス語の返答がよく聞き取れなかったので「?」としたら、即座に日本語で「25セントですよ」と言い直してくれた学生だった。
この学校では東アジア系は日本人しかいないのだ。

後、このEU議会地区の歴史的建造物を見つけ、それをヒントに回答するクイズ形式のイベントに出発。
”教授”や同胞2名はここで帰ってしまったが、クラスメートのAサンは参加。

クイズは「EU議会の半円形議場では各国からの360名のXXXが」というような虫食い問題があり、EU議会の正面の案内板には同じ文句が書いてあって各自が回答を手に入れるというようなヤツ。
私はさすがに歳の功で「それは『代議員』だろ」と口走り、船頭のクリスチーヌに「シッ!」といなされてしまう。
10問の質問のうち、大半はわざわざ行かなくとも回答の推測可能なので、つい私は事前に回答を言ってしまう。
もう何回この辺りの施設の見学をしたことか(^^;
クリスチーヌがもう一人の同僚に私を「歩く辞書Hemi」と紹介してくれる。

クラスメートのアルゼンチン=ドイツ二重国籍のアンとオーストリアの・・・忘れた(^^;

曇りで快適な気温になりこの散歩は適当に楽しめた。
やはり学校に所属しているメリットは大きい。

最後にクリスチーヌが私に「校外プログラムで、こういう形のイベントは初めての試みだが、どうでした?」と尋ねる。
「楽しかったです。成功ですよ!」と長年の固定客として回答する。

もう若い学生連中と対等に付き合うのは無理だが、たまに同胞Aサンとよもやま話の日本語を喋れるのはありがたい。
やはりこういう生活を続けたいもんだ。・・・

メインイベント終了後、Lieu de l'Europeの敷地内の別枠展示「クリムト/エゴンシーレ」を引率のもう一人のインストラクタとAサンと私の三人でちょいと見学。
そうなんだな・・文化的にはフランスよりも、そのあたりの世紀末中央ヨーロッパが私の好みなんだが・・




解散後、行きつけの(早くも!)オランジュアリー公園のブラッセリーでビール。


Lieu de l'Europeでパクってきたポスターもしっかり確保している。

もう夏の雰囲気ではない。
が、ヨーロッパの冬もまた過ごしてみたい気が。
別に日程的にはどうにでもなるだろうが、住居をどうするかが厄介。
あとピアノとかスポーツジムとか・・・。


自転車でまた大回りして帰る。

大学に近い住宅地。

古い城壁の残るシタデル公園。

NEUDORFからNEUHOF地区の郊外の労働者住宅区。

NEUHOFの中心街区。労働者の住宅街という感じ。

アラブ系商店もちらほら。

NEUHOFから突然拡がるライン河畔原始林保護区に穿たれた道路を抜けるとILLKIRCHに出る。

本日は宿舎で自炊。

ストラスブール大学夏期講座事務局から受講費返還の案内メールあり。
そのままにしておいて来年の夏の予約金にしようか・・とか。

upload:2019/3/11(月)17:49
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