ガーデンレストラン会食 .. [ストラスブール通信3] 終業日...

 ストラスブール市歴史博物館見学


'18 8月30日(木)
もう明日で学校は終了、この宿舎からも撤退する。
夜中に次の旅程をどうするかが気になり目が冴えてしまう。
結局、そのままネットでストラスブールの別のキッチン付きホテルをもう二泊予約・・・
これで安心し、少し眠って定時起床。

自転車で運河沿いをいつものように通学。
まだもう少しここに居残れる・・・まだ数日・・・と思ううれしさ。

いろいろ苦労はするが、やはりこちらで暮らしたい。。。
昨日、溜まった自室のごみを捨てにいった。
ようやく地下の集合ゴミ箱を探しあて、ゴミ袋をすべて廃棄。
レセプションに寄って新しいゴミ袋をもうらう・・・
そいういう小さい体験が旅行から滞在に生活の実を少しずつ変えていく。


朝の期末テストはさんざんだった。
皆相当苦労していた様子。
ホイジンガ氏が顔色を変えて、ものも言わず学校をプイっと出ていったそうだ。
彼はテストにかけていたようだ。
かなり勉強し、自信を持って彼の外国語コレクションにフランス語資格を加える予定だった。
今回はかなり満点に近い点を・・という自負が日ごろから感じられた。
しかしテストは意外と手ごわく、ホイジンガ氏は自分の不甲斐なさに終了後、物も言わず。
日ごろは冗談好きの温厚なおジさんなんだが、真面目で・・・子供っぽいなぁ。

午後、最後の校外イベントでストラスブール市歴史博物館見学。







早めにカテドラル地区に着いたのでストラスブール観光の中心街区を一人で散歩。





天気もあまりよくないが、そろそろ夏も終わり、観光客も少なくなってきた。

ストラスブール歴史博物館は旧市街入口の橋のたもと、中世の税関跡の向かい側の建物。

ここには私は初めて訪れる。

入口ホールで学校仲間が集合するのを待ち合わせ。
本日はインストラクタの付き添いはなく、「ガイドは付くの?」と受付のおバさんに尋ねると、「私がガイドです!」とさっそうと・・はつらつとした若い女性が登場。
どうやら学生バイトのようだが、黒人系フランス人。
喋り方がはきはきとし、かなりの美女で冗談にもつきあってくれる。
このアルザス地方のネイティブ女性は、ウチの学校のインストラクタ達もそうだが、総じて太りすぎだが、今回は昨日のガーナのパメラ嬢やこのガイド嬢等のアフリカ系お嬢さんの健康な細さが新鮮に見えた。

博物館にあまり興味はなかったが、中世からの展示物がありそれなりに楽しんだ。


今回日本人以外唯一のアジア系学生のタイからきたお嬢さん。
クラスは私の上なので喋る機会はまったくなかったが、細身で愛嬌のある笑顔がよかった。









我がクラスのアルゼンチン=ドイツ二重国籍のアン。
別にずっとこの二つの国籍を持ち続けてもいいシステムだそう。
私はドイツで稼いで税金は安いアルゼンチンでとか、いろいろ使い道があるだろ?とか尋ねるが本人はまだ若くてあまりその有利さをピンとはきてないようだ。

ドイツのブリジットさん。
クラスの熟年組のひとり。シュバルツバルトのふもとの村に住んでいて毎日車でストラスブールの学校に通ってきている。
この人もおバさん風によくクラスでお喋りになるが趣味は「エコロジーの活動」とかで、ちょっと私とは趣味が合わないようだ(^^;。









昨日の会食で一緒だったO君とクラスのAさんと私という日本人で最後の方は固まって見学する形になった。
Aさんは歴史学徒でO君もなにやらかなり詳しく、中世の戦さの紳士協定というような話に私はタジタジ(^^;
優秀な若い同胞達のきっちりしたアカデミックな留学姿勢に比べ、私はいったい・・。
まあ、そんなトコで今さら張り合ってもしかたがない(^^;。

散会後、町をぶらぶら。
中心街のスーパーMONOPRIXでヨメへの土産物を見繕っていると、またクラスの若い連中とばったり出くわしてしまう。
”あ、HEMIさん、奥さんへのお土産ですよね!”と声をかけられてしまう。
「お土産でも買って帰らんとチトこわいことに(^^;」
実は教室で何度もウチの家庭の業務分担システムの話をしていた。
・・・ヨメは日本で稼ぎ、私はフランスでそれを消費するという家族の実に美しい協力の姿、と。

スーパーMONOPRIXではレジが自動精算機だった。
これも初体験。何とかカードを食わせて無事脱出。
クラスメートAさんの話ではMonopriの近所に格安SIMフリー販売店の”FREESHOP”がある・・・と言ってたが、探し当てられなかった。
まあ、今更探し当ててももうSIMも不要だが。

駅前のマクドでコーヒー休憩。

斜め向かい側に席を占めに来た女子高校生二名。
白人系と黒人系の仲良し二人組のようだったが、太り気味の手前に比べ向かいの黒人系のいかにも高校生らしい華奢で軽そうで、話しぶりの楽し気な様子にしばらく見入ってしまった。
体質の違いなのかそれとも未だ黒人系フランス人の所得がまだ飽食するには至っていないのか?
今回はアフリカからの移民子女達のはつらつとした若さに魅かれることしばし。

やはり、こちらで暮らして居たい。
不動産屋の賃貸アパート広告をしげしげと眺める。
冷蔵付きのアパートもあるようだ。
探せば何とかなるんではないか・・・


upload:2019/3/23(土)23:39
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