あてもなく日曜日 .. [ストラスブール通信3] パリに表敬訪問...

 ストラスブール撤退準備


'18 9月3日(月)
ストラスブール最終日の予定3つ。
1)スト大IIEF出頭返金処理
2)TGVの切符手配
3)自転車返却。

天気はあまりよくない。

自転車で大学地区へ。

9月に入り、授業はまだだろうが登録その他で学生がうようよと・・・
3週間前の月曜とのこの違い。

スト大PANGLOSS棟へ。

IIEFの事務所前廊下には机が二つ出て、その前に学生の列。
新学期の登録受け付けか。
ここではさすがにアジア系が多い。

私は登録ではないので列を横ぎりずかずかと事務所内に。
数人が事務手続きをしていたが、前回担当者の男性が私を見つけ、”ああ”とうなづく。
なかなかの記憶力だな。

日本の銀行ではIBANコードではなくSWIFTコードを使う、それでいいか?
問い合わせれば午後には判明するが・・とか。
若い学生諸君に混じって毛色の違うやや専門的な銀行送金の話。

一応また書類を持って午後再訪することにして一旦退出。

いよいよまた新年度が始まる・・という雰囲気の大学構内。

こうしてみると案外市営自転車を使っている学生も多いようだ。

運河とカテドラル。

ANCIENNE DOUANE、中世の頃の税関で今はレストラン。。

40年まえからの好みの写真ロケーション。
←30年程前 ↓現在のお姿。








ストラスブール駅でTGV切符手配。
やはり前日に購入しに来てよかった。
窓口ではかなり待たされるのだ。

SNCFのおばさん係員が対応。
シニアカードでPARIS EST駅へ、10:277発。
一等と2等とはわずかな違いなので一等で。
そこまで詰めてから延々と席を探してくれる。
2階席の窓際がいいんだが、向かいに誰かが既に・・それとも4人がけが?
いずれにせよ、パリエスト直行なので出発してから空いている席に移動してもいいし・・・云々。
まあ、待たされるわけだ。

”それで、何時にまた帰って来ます?”
「え?どういうことですか?」
席を探すのに時間がかかるのですこし後で来い、と?まさか。
そうではなくて、往復切符の帰りは何時ということだ。
「いいえ、バカンスが終わったんでパリから日本にかえるので・・・」
”ああそうですか。”と、笑顔になる。

TGVの切符の値段は出発時間で違う。
10:27発が一番安い。

帰りに昔の住所の近くのCarrefourでみやげ用野菜ケーキ購入。

一旦ホテルに帰り、冷蔵庫の中身をすべて使って昼食。
IIEFへの銀行口座子細を書こうとしたが適当な紙がなく、結局メールにした。

三時過ぎ、最後にホテルのプールに行くことにする。
もう寒くなったのでだれもプールには来ない。
10メートルでは練習にはならないのだが、なんとか腕だけでかいたりして・・
ILLKIRCHのホテルでは床にバスタオルを敷き、ストレッチと腕立て伏せを毎日・・・結局三回くらいしかやらなかったか(^^;

ヨメに定例連絡。
大阪は台風、明日会社休みとか。

最後に自転車を返却しにもう一度駅に。
天候回復していたので最後に町を大回り。

40年前の下宿はストラスブール市域の一番外側のアドレスだった。

この家の屋根裏部屋に。

他にも町中数か所に住んでいたのだが、住宅街のこの下宿で一番長く住人していた・・・







オランジェリー公園横からヨーロッパ議会・・・

そこから運河に沿って中心街へ。

惜別の情か・・
また来るだろうが、もう来れないのかも知れない。
記憶や何かがぎっしりつまっているようで結局何も残っていない。
そして相変わらず私は自転車で知らない町を一人でどこまでも・・・


ストラスブール駅のBOUTIQUE VELHOPへ自転車返却。
今から借りる手続きをしている者2名がいて、係が定型の説明をしている。
”ドイツに行くときもそちらの交通法規を守って・・・”
すこしばかり先輩風ににやにやと見ていたのだ。

さて、私の番。
”返金には身分証明書が必要です”
「え?」 持ってないよ!
「では取りに帰ります、事務所は何時まで?
”19時。”
後一時間じゃないか!。

急いで自転車で中心街を抜け運河沿いの自転車道へ。
ここで時間を確認6時5分・・・なんと5分でここまで。

結局15分で市域の反対側のホテルまで踏破。
パスポートを持って6時40分には駅の事務所に戻れたのだ。

自転車返却、返金処理。
最後に日本語で署名すると笑顔で”Au revoir!"
これですべて予定終了。

安心して駅前のマクドでここまで記述。

さて最後の夜食である。
もう帰っても冷蔵庫には何もない。


迷ったが結局ちょっと入りにくくもあるANCIENNE DOUANEのレストランで食べることにした。

冬場は常に満員という印象があったがエントランスの次のホールにはだれもいない・・・
夏場は表の運河側のテラスにしか客はいないようだ。

シュークルートアルザシアンとピノ・ノワールを注文。
愛想のいいマダムに乗せられた気もするが。
ビールにしとけばもっと安いのだが、テラスでビールはちょっと寒そうだったので。

大盛りのシュークルートだが、ゆっくり時間をかけて全部平らげたぞ。



自撮りしているとマダムが”撮りましょうか?”と声をかけてくる。
お上りさん丸出しで気恥ずかしかった。
「お願いします。
本日がバカンスの最終日。明日パリ経由で日本なんで。」
と自己弁解(^^;


”もっと楽しそうな顔で!”
   「こんな?」









   ”そうそう”
















最後にマダムと握手して別れる。
まあ、最終日はそんな感じでいいだろう。

多少酔っぱらって夜の町をぶらぶら歩いて帰る。

右が先ほどまで食っていたテラス夜景。

本日中に整理すべきは整理を、と思ったがやはりすぐ眠ってしまう。

upload:2019/4/2(火)16:51
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