台北で #2 週末温泉夜 .. 台北で #2 週末温泉夜市記(3)
[台北で #2]

台北で #2 週末温泉夜市記(2)

2015/12/18(金)2:53
12月12日(土)

HOTELS.comで予約しておいたホテルは日本資本の紛れもない日本的ビジネスホテル。
その割にはそんなに安くはないが、滞在日数が少ないのでホテルでハズれるのは困る。
狭いが安心の日本仕様、日本語でどうぞ、というヤツだ。

実はヨメが一人でも何とか用が足せるように、という配慮もある。
何とかヨメも一人で海外に旅行ができるようになって欲しい。
そしたら自分しか頼る者もない海外で旅をする意味が少しは分かるかもしれない。
孤独や不安で泣きながら、それが日本から出るということで、その不安定な心細さこそが自由ということなのだ、と・・・

ま、そこまででなくともいいが、とにかく私は添乗員に案内されて、とかいう旅行はやったことがない。
日常とは違う困難を楽しむことができないなら、海外で旅する意味はない。金出してツアーに申込みなさい。
ところで本日のお楽しみ困難その(1)は朝食探し。
ホテルの格安プランだったので、朝食は入ってないのだ。
散歩がてら朝食場所を探しに行く。
コンビニや喫茶店で西洋式のパンとコーヒーなら簡単だが、ヨメは絶体にそれは承知しない。

「そんなん日本でいつでも食べられる」というのだ。
別に海外のセブン・イレブンのイートイン体験もいいと私は思うのだが。
小規模な市場があり、横の広場では例によって露天食堂が数か所営業中。
結局定番のルウロウ飯と大根のスープ。
それに屋台の揚げ菓子2個。
ホテルに帰り、ロビーの喫茶コーナーで情報を仕入れる。
「陽明山の温泉ならバスで行けますよ。」とのこと。
本日はMRTで北投温泉に行く予定だが、そちらで湯に浸かれなければそのままバスで陽明山というのもアリか、とか計画する。

リュックを一つにし、さて温泉に!
その前に教えてもらったスーパーで少々買い物。

スーパーと言ってもコンビニと大差ない規模。
生鮮食品はやはり市場で、ということだろう。

MRTの北投で乗り換え新北投に。
まずまずの天気。
古くからの温泉地で熱海のような温泉街でもあるのだが、平地は町屋で埋もれ住宅密度はかなりのもの。

温泉街の川のほとりが緑地でハイキングコースになっている。
何故か知らぬが「北投図書館」に観光客の出はいりが目立つ。

旧日本時代由来らしき建物で記念撮影。

おなじような風態の日本カップルがいたので、相互シャッターで。

やがて地熱温泉。



少し手前の食堂で昼食に。

豚から揚げ飯と豆腐、それに牛肉麺。

全体に薄味だが、それなりに出汁の味が引き立つ。
どんな食堂で食べてもそれなりに美味と言っていい。

はい、当然ですが、完食(^^)





しかし、この程度なら別府とは比較にならないか(^^;
ただ別府地獄めぐり一か所400円。ココはタダ。

日本資本「加賀屋」の前で。
台湾では交通費・食費は安いのだがホテル(と「夜」の値段)は日本と変わらん高めである。

この加賀屋さんで温泉だけでもと玄関に入って見学しようとしたが、早くも建物外側でチェックされ体よく門前払いされてしまった。

緑地から覗けば何やらプールのような?
これ、公共露天温泉。

入る? もちろん!

一人40元。
男女混浴なので水着着用。

係りのおバちゃんが「着替えはトイレで」と。
男女別トイレで持参のミズ着に苦労して着換え、人で一杯の温泉に。 脱衣ブースもあったが、多分超満員なのでトイレでも着換えてくれ、ということだったのか。
先ほど相互シャッター協定をやった日系カップルと中ですれ違う。
「何事も挑戦で!」と女性が笑いながら言う。
まあ、日本の基準から言えば優雅とは程遠い人ごみの露天温泉。
温度に従って4種ほどの浴槽があり、みんなじとぉーと浸かって動かない。
ヘンに動くと係りのおジさんに「そこ!早く座って!」とか叱られる。
泉質はかなりキツいラジウム泉。
いもの子洗うがごとしの情況だったが、それでも出ると体がポカポカすべすべに。


先ほどの図書館の裏庭で撮影中。
邪魔しちゃいけませんよ!

この図書館はどうも恰好の休憩スポットのようだった。

さて、温泉にもはいったし、それでは本日の夜市スポットにMRTで。


別に夜市スポットではないが、終点の淡水で。

台北からMRTで行ける行楽地。
広い河口に向かう川べりには遊歩道。
周囲には露店が賑わっている。



ここ、夕日の名所でもあるらしいが、本日はあいにく雲が厚くて・・・
と思っていると思わぬところから沈む夕日目撃         ↓ コレ

最初は建物のイルミネーションだと思ったが、スルスルと沈んでいったので夕日。

あとは例によって露店の冷やかし歩きで。








夜市ではないが、川沿いに延々と露店が連なっている。








適当に立ち食い座り飲み。









ゴミは大きなゴミ箱が歩道に沿って10メートルおきに設置されていて、ポイ捨てに便利。







どこの夜市でも道には殆どゴミは落ちていない。
ついでに言うとビールを飲んでいる者や酔漢もいない。

くわえタバコなんてもってのほか。


温泉でもどこでもルールを守らない人には必ず周囲が注意するようだ。

人口高密度国家の自衛か?
異端者には少々住みにくい国かも?



露店街の端まで歩き、スタバでトイレと大休止。
ここでFBに写真をアップ。

そういう操作することで1時間はたっぷり休憩できる。

引き返しながら往路で目を付けていた食堂に行くともう閉店。

流石に川沿いの露店街は風が冷たい。
少なくとも初秋頃の気候だろうと思っていたら、曇天なら結構寒い。
夜になると淡水公園露店街は少々下火。
帰る人も多くなる。

我々も諦めて、表通りの商店街をブラ歩きしてMRT駅に。

駅から眺めると公園とは反対側の町の商店街が今度は黒山の人ゴミになっている。

淡水では夜は地元商店街が活気を帯びるようだ。


今度は町場の地元商店街・市場に行って食べる。

適当な大衆食堂で適当に注文。
なんだか朝・昼と同じようなものに。
メニューの漢字は読めるのだが、内容が想定できない物が多い。
結局分かる範囲だと同じようなモノになってしまう。
この食堂の料理が全部記載されている注文伝票を破りとり、メニュー研究用に持ち帰る(^^;


ホテルに帰る前に夜の中山地域散歩。

途中の屋台でお汁粉。
大衆食堂の極みの露店屋台だが味は甘さ控えめの上品さ。
これならもう一杯お替りでもできそうだ。

ついでに「日本人駐在員の夜の遊び場」とかの林森北路を歩いて見学。
見かけはごく普通一般の庶民的商店街で、ネオンきらきらなアヤシイ感じはない。
ただその手の商売用の女性用衣料店が2,3目についた程度か。
やはり、本格的に「遊ぶ」には旅行者のわずかな情報では話にならないようだ(^^;

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