またも台北へ .. 一日台南観光
[台南・高雄に行ってみる]

新幹線で台南に

2016/5/3(火)2:27
4月24日(日)
リージェントホテル★★★★★ とホテル・オークラ★★★★★の間にあるホテルの朝食。

部屋は少々天井が低かったがまずまず、朝食は少々品数少な目だがまずまず。
この立地で二名で5243円、文句なし。
ちなみに、ヨメが先月ご宿泊になったリージェント台北は一泊2名で36000円。

朝食後、チェックアウトし外にでると本日は雨。

玉子焼き入りサンドイッチの歩道屋台。エライ人気。
ホテルからはアーケードのある歩道と中山地下街を伝って台北駅に行けるので傘はいらない。

今回は台北駅から台湾新幹線で台南に行き、最終日は高雄から帰国する。
台北は夜市に行っただけなので、宿泊せず桃園空港から直接新幹線に乗っても良かった・・とか、高雄便往復で・・とかもっと効率のいい行程は可能だが、新幹線の窓外をながめるのも旅の楽しみのうち。

台北駅の切符自動販売機で台南2枚。
日本のように運賃と特急料金の二本立てではなく、列車を指定すれば一枚の切符で料金が完結する。
次発の列車の指定席を取りクレジット支払で即交付。
英語表示で操作できるが、たぶん中国語でも問題なく理解できて買えるだろう。
月台=プラットフォーム。

日本の新幹線を売り込んだので設計はまったく同じらしい。
ホームと運転席ってこんなに近かったのか?

新幹線車内。
日曜日なのにがらがら。まあ、日曜料金が高いということもあるらしいが。
採算ベースでは苦戦しているらしい。
ちなみに、台北→台南新幹線料金はピーチ関空→台北航空料金より高い。

台北圏を出れば遠くに台湾中部山岳地帯。
最高峰は3000メートル級。
曇りがちだが、雨は台北だけのようだ。

のんびり外国の景色をみながら鉄道旅行。
ヨーロッパ旅行を思い出していもいいのだが、なんせ列車が新幹線だし、景色が日本と大差ないので。


台中市通過。

ガラガラの車内なので海側の窓に移動してカメラを構えるヨメ。
結局新幹線からは海は見えなかった。

高鐵台南駅到着。周囲には何もない。

高鐵台南駅から台南市街地へは無料シャトルバスで。
「あ、あのバスでいいはず」と、この辺りの情報はヨメがばっちり押さえている。(^^)v

広々とした高鐵台南駅周辺の公園地帯を抜ける。


白亜の台南奇美博物館。個人が取集した世界の珍品が満載だそう。









どの辺で降りる?
さあ?
まだ本日の宿泊先を決めていない。
取りあえず、中心街らしきところに降りて昼食とりながらネットアクセスするか。
わずかな日数なので台湾のSIMを買っていない。
空港で30日有効のSIMが買えるが、ホテルの一泊分くらいにつく。
事前に申し込んでおけば一日150円でポケットルーターを日単位のレンタルできたのだが、当日では無理。
まあ、台湾ならどこかの店に入ればWiFIは通じているだろう。

適当に中心街らしき停留所で下車。
目の前の「新光三越」に入る。包装紙は日本の三越と同じ、とヨメ。


日曜お昼時で満員のデパート内フードコート。
空き席を確保して昼食。

うまそうにこんがりローストされたチキンの定食。
例によって一人前だけ。
手掴み用手袋付属(^^)
いい味に焼けていた。

丸亀製麺の出店あり。
日本でならかき揚げ(¥130)とご飯(¥130)で天丼にして二人で260円で済むのだが。

台南丸亀製麺の方は若干高い感じ。






三光三越のWIFIでこの近くのホテルを検索。
歩いていけそうな場所の適当なホテルをマーク、とにかく見に行って決めよう。

台南市國華街商店街。
屋台も出て大変賑わっている。
どうやらこの辺りが中心的繁華街らしい。








←紅豆餅の専門店。
「御座候」の類の今川焼だが、見よこの品ぞろえ。
肉餡とかレモン味もある。
普通に小豆とピーナツバター味を食す。

台南の中心街だが、新光三越のようなデパートはあるが、そんなに大きなビジネスビル街はなさそうだ。
日中温度は常に30度近辺。
女の子は常に脚露出。
歩いているだけで楽しいな(^^)v

日本・日本語を意識した商店の看板も多い。
特に平仮名をあしらった店名が目につく。
「××の店」という風に。
日本では英語風の店名であったりアルファベット表記にした方が「かっこいい」と感じるようだが、台湾では日本語がそんな感じなのか。少々面はゆいなぁ(^^;

←まったく日本風を意識したイベント会場。

↓この周囲の商店の作りもまったく日本風。


とかなんとか休憩しつつマークした民生街のホテル到着。

ビルの8階にあるフロントで部屋を見せてもらう交渉。
台湾のホテルは名称と外飾とフロントがやたらとハデなのが多い。

部屋はビルの10階にあり、眺望が利き、実用的なツイン仕様で即宿泊決定。

ただし、フロントで直接値段を聞くとかなり高く、ネットで調べた料金の方がかなり安い。
その場でホテルのWifiパスワードをもらい、フロントの一角でアクセス。
サイトで予約完了し、フロントで予約番号を示す。
フロントではサイトからのFAXを待ち、やがて全て手続き完了、めでたくチェックイン。

部屋に荷物を置き、台南市観光に。
一応、ヨメは目ぼしい観光スポットを調べて手帳に控えてきたらしいが、Google地図で確認するとそんなところはない。
「あ、これは高雄やった」とか何とかでまったくアテにならない。
観光スポット「神農老街」ならホテルの近所らしいので先ずそこから。

これが、宿泊ホテルの裏側だ。


神農老街。古い家並みが残って居る露地ということだ。














神農老街を抜けたところのオープン食堂で夕食No1.

主にテイクアウトが主の弁当店だが、そのままテーブルでも食べられる。
メインとおかず三種を選んで紙弁当箱に詰めてもらう。
選んだのは何の魚だったか、小骨は多かったが良く焼けていて塩も効いていた。
なによりも野菜の付け合わせがあり、一食としては完璧。
しかし、例によって二人で食べるので半食分しかないが(^^;

まだ夜市の時間ではないので、そのまま運河沿いに歩いて見る。

とある橋の上でカメラを構える人がいて、付和雷同型で当方も一応カメラを構えてみる。

夕日の構図を撮影しているらしい。

2、3それなりの雰囲気は出てるか(^^)v




さらに海の方へと歩いて見る。


海沿いではグーグル地図で見ると水路が葉脈状に道路でつながれている不思議な地形になっていた。一体どういう光景なのか?


突然出現する洋風集合住宅群。
葉脈水路に近い街路に達すると、このような新興住宅地が拡がっている。

中にはアムステルダムの運河沿いアパートをそのまま移築したようなデザインのやつも。

そうか。
台南市の海沿いは大規模な埋め立て地で、このような新興住宅地になっていってるようだ。
しかし、この洋風石積集合建築はまったく市街地のオープンな住宅群とは整合していない。
気温30度の野外外食生活文化圏の住人がこのような北方ヨーロッパ風の寒さを意識した頑健な建築内に暮らせるのだろうか?
周囲には屋台の一つも見つからない。

わおっ!写真ではわからなが、十字架の周囲ではネオンサインが回転点滅、どハデな教会だ。
ベトナム・ホイアンのとある仏教寺院にはいったら、仏像の後光がぎらぎら電飾で点滅していたのを思い出した(^^;
歩き通すつもりはなかったが、ついに台南市の外れ、海沿いの不思議な葉脈上水路の先端に到達。
ところが、トタン塀に覆われ何もみえない。
塀の切れ目からノクトビジョンで密かに偵察任務を遂行するうちのエージェント。
開発はここでストップしている模様。
もういい。
本来の観光計画の夜市に向かわんと。
市街地で最初に見つけたセブンイレブンで休憩。
台南ではフルーツパーラーとデザート喫茶は多いが、普通にコーヒーを飲ませる喫茶店は発見できず。
結局コーヒーはコンビニでしか飲めなかった。
グーグル地図に記載されていた台南武聖夜市に行くが、ただ空地があるだけで何もない。
ただ空地の端でテントが一つだけ。
どうやらどこかの一族郎党が集まっての誕生パーティ会場のようだ。
武聖夜市という看板には開催日が毎2,5次とか書いてある。
どうやら常設ではなく、週二回の開催らしい。
台北の常設観光夜市の感覚で考えていた。大間違いだよ。














夜の神農老街を抜ける。





一旦ホテルに帰り、もう一度夜食を取りに外出。
昼間賑わっていた國華街商店街の方へと。

しかし、こちらは夜になると露店や出店は撤退、店舗食堂も終了していた。

湯姐熊歓楽世界が!
歓楽世界に期待をふくらませたのだが、覗いてみるとただのゲームセンターだった(^^;

暗い通りのふとした露地奥に開いているオープン食堂あり。
何でもいい。食べれれば。

水餃子が売り物らしい。
水餃子と麺、煮青菜を注文。

さすがに水餃子のタレが独特のうま味があり、美味。
夜市で食べるつもりのアテが外れ、食べれれば何でもいいと、このテーブルに座ったのだが、案外と料理も美味く、涼しくて居心地もいい。

夜の快適な外食文化圏。

水餃子追加注文。

↑上の食堂全体図写真で左手に立って注文入れているのはヨメである。
簡易食堂だが、単票で注文ができるのだ。
メニューと値段が記載された伝票が置いてあり、そこに数量を書きこんで渡せばいい。
外国人にはとてもありがたいシステム。







いやあ、満足満足。
台南も夜になればそれなりに涼しくて、もう少し夜遊びをしてもいい気分。
しかし「歓楽世界」しかないのかいなぁ。

結局ホテルの近所の路上甘党喫茶で冷製ぜんざい。
昨夜も台北の夜市近所の路上で食べたが。
おそくまで甘党喫茶は開いていてそれなりに賑わっている。
台南の若者は休日の夜を「歓楽世界」で発散し、深夜まで路上の喫茶でねばり、携帯メールを打ちながらどんぶり一杯のぜんざいをすすって過ごしているのである。

ビールを飲んでいる光景を夜の街で見たことがない。

ついでに前倒しで。
これは翌日の深夜の路上フルーツパーラーでの光景。

大口あけてスイカをほうばっているヨメの後は刺青の、一見してその筋のお方である。
赤いスポーツカーで横付けし、くわえたばこで注文。

オヤジ、バナナジュース一杯だ! 砂糖たっぷりな!

大人しく注文列の後ろで並んで待ってらっしゃったようだ。

またも台北へ .. 一日台南観光