松山区と饒河街観光夜市 .. 北投温泉と士林夜市
[又又台北週末旅行]

九份経由で水喃洞へ

2016/6/24(金)2:1
6月17日(金)
松山区のホテルの朝食。

本日は雨でなければ「水喃洞」に行く予定らしい。(「喃」は本当はサンズイ偏)
九份に近い新北市の海岸エリアで最近観光開発されてきた。
「黄金瀑布」とか「廃鉱の建物」なんかを見学する。
台鉄で瑞芳駅まで行き、そこから一時間に一本のバスで。

とかのヨメのブリーフィングを受ける。
まあ、天気のようなのでソコに行きますか。
9時、ホテルチェックアウトして、とりあえず台北駅に行き、荷物をロッカーに入れることにする。


ホテルからMRT建国三民駅の途中で市場発見。

さっそく地元のおバちゃん達に混じ込んで商品争奪戦に参戦。

「せっかく取ったのに横のおバちゃんに手から取られてしまった。」とかで敗退か。

それでも夜市でよく売っているリンゴ大の果物2個確保。


MRT建国三民駅でヨメが「悠遊カード」購入。
デポジット100元+チャージ200元
切符販売機で切符を買う要領で購入できる。
来月も台北予定のヨメはMRT切符代りに使えるカードが便利。
私は次回の予定はないので現金払いで乗車。

台北駅でリュックサック一個をコインロッカーに預ける。
コインロッカーはたくさんあるが、小銭が必要。
両替機が横に設置してあるが、壊れているものが多い。
近くの売店で無理を言って小銭にくずしてもらい、ロッカーに施錠。
よく見ると解錠操作盤の下側が両替機になっていた。

台鉄台北駅ローカル線ホーム。

急行・特急なら新型の自動発券機のディスプレイ操作で簡単に買えるのだが、ローカル線の発券機では先ず行き先までの値段を調べ、その値段の切符を買う事になる。
改札口の駅員さんに「瑞芳、いくら?」と中国語+英語で。
いくらなんでも「ズイホウ」では通じない「ラウフェン」とかなんとかもっともらしく発音する。
「50」との回答。
実際は台北ー瑞芳 49元

台鉄地区列車瑞芳方面行き乗車。
ただし終点は別駅なので車内の標示では瑞芳行きになっていない。
まあ、しかし大丈夫でしょう。

台鉄ローカル線では台北の次の駅は中山だった。
それならホテルから直接中山駅に歩いた方が早かったか。
ローカルトレイン車内は冷房が効き、比較的空いていて快適だった。

乗車40分くらいで瑞芳駅着。


台鉄瑞芳駅の片隅で日本語で案内してくれるボランティアのおジイさん。

こんなローカル駅に日本語の案内人が常駐しているとは。
そういえばなんだか日本人が多い。
実際はこの駅からバスというのが大観光地「九份」へのメインルート。
私は九份経験者だが、水喃洞はまた別の方向だと思っていた。

結局、以前にも私はこの駅の前をバスで通過しているのだった。
駅から200メートルの公園前のバス停で路線図を見ると水?洞行き路線は九份老街を経由して走っている。

バスに乗り込もうとして、運転手に料金をたずねると15元
小銭に持ち合わせがない。お釣りは出ないのだ。
運転手に財布の中身の小銭を見せる。
10元と一元4個。
それでもいい、と運転手が寛大な処置。
ヨメは悠々カードで悠々と乗車。

この時の印象では悠々カードで二人分は支払えないような感じだったが。

我々の前に座っていた地元のおジさんが「どこに行く?」とかなんとか話しかけてくる。
途中で英語になったが、バスの走行音の方が大きくて良く聞き取れないので適当にあしらってしまったが、いろいろ他の方にも親切なおジさんだった。

途中の九份老街付近。
ヨメは何回も台北に来ているのだが、九份には未だ行ったことはない。
多分、皆が行くところには行きたくない、とかの妙な自負か?
しかし、残念でした。
結局九份に行ってしまったのだ。

ついでに「九份」は日本語文脈で「キュウフン」中国語では「ジュフン」なのでご注意。

水喃洞停車場着。

例のおジさんが停留所を間違えないように我々に顔で指示してくれる。
もう殆ど乗客は乗っていないのだが、おジさんは最後まで行く人なのか?
それとももしかして、我々がちゃんと水喃洞に降りるまで見届けようとしていたのか?
その可能性も充分考えられる台湾人の素朴な外国人への無垢な好意。

ところで、ここが水喃洞だがダダ広い駐車場以外に何も施設がない。
ここで昼食予定だったが、店屋なんて一軒もなさそうだ。

背後の旧鉱廃墟が何となく「天空の城ラピュタ」風なので。。とかいう事らしいのだが?
まあ「千と千尋の神隠しのモデル・九份」の二番煎じだろ(^^;


川筋は金鉱もあった山からの金属成分が蓄積し黄金色。

目の前の東海岸の岩も一部が金色に。

バスを下りた時点では雨も降りかけ、近くに町はおろか店もないので終点から折り返し、引き返してくるバスを捕まえすぐ九份に引き返して昼食にしようと思った。

しかし、バス代の小銭がもうない。
雨は止んだようだが、喉も乾いている。

道路の先の方に見えているちっこい建物が店屋のようにも思える。
とりあえずそこまで行くことにする。
店屋でなくとも誰かいるなら両替くらいは頼めるだろう。
道路を歩くこと200メートル。
近づいてもよくわからん家で、看板も何もないがわずかに商店風でもある。
5,6人の客か、ただの家の人かわからんのが平土間で簡易イスに座っていて、不審そうに入って来る我々を見る。

「ドリンク?」と飲みマネをして尋ねると、ご主人らしきおバさんが横からでてきてうなづく。
やはり何らかの商店だったようだ。
示された横の店舗にはわずかに数種の飲料だけ置いてあった。
鉱泉水のペットボトルでいい。
「これ!」「10元」
「お釣り小銭でもらっといてね。」
飲料と小銭が確保でき、天気もなんだかまた晴れてきた。
次のバスまで一時間弱。
この店の坂の上方に見える集落を探索することにする。

まあ、寒村だがれっきとした新北市の観光地の周囲の村。
そんなに貧しい風情でもない。


とある狭い階段を上ると横の民家の屋上に出てしまった(^^;
しかし、このレベルで眺めるとバス停と公園が近くにあるようだ。

ちょっとした公園にバス停があり、食べ物屋の屋台も出ている。
観光的には駐車場からそのまま横の遊歩道伝いにここまで来るのがルートらしい。

天空の廃坑工場跡も別角度でよく見えている。

近くにちょっとしたアトリエ風の土産物屋もあった。

台湾ではどこかユーモラスなエンターティンメント系の「現代アート」が流行ってるようだ。

遊歩道の上方には芝生広場も。
この辺りで記念写真撮影をせよ、との計画だろうが今はがらんとして誰もいない。

では我々も記念撮影でも。


まま、このくらいで良かろう。
そろそバスが来る時間だ。


バスに乗り込んだのはいいのだが、水代10元のお釣りでは15元の5元がない。
運転手に20元を見せて料金箱に入れようとすると、ちょっと待てとの指示。
ヨメの悠々カードの方を先に、というような指示。
ついで私が20元入れる。
「釣り(5元)は出ないよ」「承知の上」とかのやりとり。

後でヨメの悠々カードの残を確認して逆算するとカードからは10元しか引かれていない。
運転手が何か操作したようだ。
二人分の料金をカードの引き落とし金額で操作できるのなら、カードで丸丸二人分支払えるんじゃないか?
いや、あの場合は別にカードを使わないで、現金30元を「二人分」といって箱にほり込んだら一番簡単だったのだ。

途中の「黄金瀑布」。下流の川原の色の方が黄金らしかったが。

九份着。途中金爪石黄金博物館前で降りかけたが(^^;

訪台歴6回目にしてとうとう九份にきちゃったねぇ?

さっそく九份老街へ。


とにかく先に適当な食堂で昼食。


魯肉飯と豆腐(厚揚げ)スープと白菜炒め。
〆て110元くらいだったか?
観光地九份の相場は台北町場より少々高いくらいだが。

後は茶館で基隆港の遠景でも眺めながら・・と思ったが茶館でお茶ッ葉をまともに買うとかなり高い。省略。

夏の台湾では若い女性の脚見放題。おへそまで(^^;









いや、なかなかの美女でしたぞ
(^^; ¥〈^^〉¥


このあたり、よく観光案内で写真が出ている。




夜になればランタンが点り、そちらが観光本番だろう。
外の天候はまた曖昧になってきた。


夜まで居るつもりはないので、そろそろバスで帰ることにする。
九份老街のバス停はもうかなりの混雑で、バス待ちの列もかなり長い。
前回私は台北行きのバス(105元だったか)に乗ったが、台北まで立ちっぱなしだった。
今回は路線バスで基隆駅か瑞芳駅まで行くことにする。

バス待ち列に相乗りタクシーの客引きが一人300元とか日本語で呼び込んでいる。
台北市内まで200元が相場だったが値上がりしている。
バス待ち列の日本人二組が相乗り合意、列からタクシーに向かう。

我々はどこ行きのバスでもよかったので、先に来た基隆行きに乗り込む。
路線バスはそれほど混んでもいず、並んでいたら座れるような状態。

基隆駅から帰るつもりだったが、よくみると先に瑞芳駅に寄って行く路線のようだった。
結局往きと同じ瑞芳駅からローカル列車で台北駅へ。(49元×2

帰りの台鉄ローカル線車内は中学生の団体と鉢合わせでほぼ満員だった。
しかし博愛席(優先座席)は流石に空いていたので着席。

窓外は完全に雨になっていた。

台北駅で荷物回収(60元/3h)し、MRTで本日の宿舎の新北投へ。(35元X2

新北投駅前でまた雨が激しくなり、タクシーを捕まえることにする。
一台は他の客に取られ、10分くらい試行の末確保。
タクシー70元だったが、雨でなければ歩いても10分くらいの場所。
ただし登り坂なので少々きついかも。

ホテルチェックイン。

少々成金豪華風のきらいもあるが、広くてまずまずのダブルルーム。
ユニークなのは浴室の大理石浴槽の温泉設備。

部屋で温泉に入れるのだ。
40m2の広さで個室温泉付き、ネット予約料金¥8720はいいのではないか。

さっそく温泉を試す。
が、どうも温泉が薄くて物足りない。
適温にするのに水を加えたからか?
後で新北投の温泉はどこでもそんなものらしい、と解ってくるのだが。

食事に夜の新北投へ。

左の建物は日本資本の高級温泉ホテル加賀屋。右公園内の図書館。

MTR駅横商店街の適当な食堂へ。

適当に注文したのだが、飯、麺、スープともなかなか美味。
特にいつも魯肉飯では芸がないので注文した何とか飯の鶏餡がいい味だった。
もう少し食べられる感じなので、今度は魯肉飯と菜(「大陸妹」レタス)を追加注文。

・・だけにしておけばいいのに、変わった麺も試そうというので注文した麺は先ほどの何とか飯と同じ鶏餡かけの麺バージョンだった。
おまけに麺では餡がうすくなってそれほど美味でもない。
もう少し食べ足りない、くらいにしておく方が万事いいようだ。


そうは言ってももちろん完食。
いや、なかなかいい食堂だったよ。 全部で200元越えたか?

どこかの温泉宿の玄関横に設備してあった手湯。
この湯は例外的にぬめぬめとしたいかにも温泉的濃さだった。
へえぇ、と思うがもしかして、これはオトリ看板かもしれない。

翌朝入った公園内の公共露天温泉の湯もそこまで濃くなかった。


←公共露天温泉の掲示。
早朝5:30からやっている。
明日は朝食前に行けばそれほど混んでないだろう。
なんせ前回は「着替えはトイレで」とか指示されたくらいの混雑だったもんな。

で、ホテルの個室温泉に入り、雨でなければ水都温泉会館の屋上露天に、とか明日の予定を想定する。


駅前の温泉宿の間で営業していた24時間オープンのスーパーで缶ビール28元と菓子100元
入って見ると奥の売り場が広く、コンビニと市場が主役の台北市内では見かけない大型スーパーだった。
雨はもう上がっていて、大きな温泉公園が真ん中にある新北投はゆっくり散歩して帰るには夜でものんびりしたところ。
公園近くの坂道では大きなカタツムリが散歩しているので踏まないように。

ホテルに帰り、部屋の温泉に浸かり買って缶ビールを飲んで就寝。

缶ビールはいつもの台湾牌(常に最安値)。
つまみに買ってきた菓子は青ネギ入りおこしの類で、青ネギのせいかラーメンのような味、とのヨメ評。
それはそれで不味くはない。
現に今この記事書きながら喰っている(^^;
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