北投春天酒店露天温泉と .. 台風難民生活@北投老爺酒店
[台北台風記]

深抗老街と迪化街、台風前夜

2016/10/6(木)10:16
9月26(月)
城市商旅南東館デラックスコーナー部屋からの朝窓外。

右すぐ傍に基隆川があるはずだが、高架道路に隠れて見えない。
遥かに九扮方面の山並みが見えている。
曇天だが雨ではないようだ。
レストランの朝食。
まずまずの内容だが、とりわけ特筆すべきものはない。
地下の少々豪華目の宴会場・レストラン仕様。
地下で開放感がなく、冷房がきつい。
イスやテーブルがディナー向きで朝食ビュッフェには向いていない。
何となく長居ができないような雰囲気。 次はこのホテルはないね、とヨメの評。
え?お向いのシンシン時尚旅店の方が良かった? 
それもないけど・・
どこか我慢・妥協しなきゃ定宿なんて決められんよ。

本日も中山のこのホテル連泊。
今日は比較的近い新北市の深抗老街に行くと予定していた。
朝食摂りながらGoogle地図で行き方検討。
MRTとバスが早そうだが、バス乗り継ぎでも行けないことはない。
バスの方が面白そうなのでバス乗り継ぎで。

ホテル近くのバス停に。
近所の公共駐車場の一角に台北市公共自転車ステーションがあった。
次回は自転車で・・って、もうこのホテルには来ることもない?

この辺り、道路が複雑に交叉していてバス停を見つけるのも一苦労だったが、やっと目的の路線バスに乗れた。
今回気が付いたが、Google地図には目的地までのバス路線経路とその停留所に停まるバスの路線番号が表示される。
饒河街夜市バス停から306番で市政府まで行き、912番に乗り換えればいい。便利。

・・・気が付くともうネットがなければどこにも行けない状態にされてしまっている・・・。

台北市政府庁舎。

正面のヨメのいる場所がバス停で、乗り換えの912番が来るのを見張ってもらい、私が逆側横の台北101を撮影に行く。

本来は道路を渡って対岸の歩道から撮影すれば双方とも程よく一枚に収まるハズ。
しかし道路幅が広く、信号が長く、その間にバスが来れば・・と思うと対岸には行けなかった。

よって双方とも中途半端な切れ方で(^^;


912番のバスに乗り込み、自動的に読み取り機に悠遊カードをかざすと運転手が何やら制止する。
しかしもう遅い。
良く分からんがヨメはそのまま素通りで乗り込む。

結局、912番は市政府前の次の駅が終点で折り返し運転をしていた。
どうやら私は僅か30メートル先の終点までで一区料金を丸丸支払ってしまったのか!
実は料金後払い方式のバス路線だった。
私は乗るなり料金を支払って降車してしまったカタチになってしまった。
まあ、同じことだけど。15元=45円の損失。

広い道路に濃い街路樹。
新しく都市化した地区のようで都市区画がすっきり整然。

台北市を外れ、MRT動物園前駅近辺の郊外にさしかかると、雨。
え?傘、持ってこなかった、と?

新北市深抗老街でしのつく雨。

夜市でおなじみの臭豆腐の発祥の地だそうで、ヨメが今回の旅行の唯一の新企画に採用。

老街とは言いつつ、すっきり観光用に整備された町並みのようだ。

赤レンガの回廊状の歩道が続く。


豆腐料理の店と小物雑貨・土産物屋が大半。

全長500メートルくらいの通りを歩き、外れの公園のトイレで用を足し、そろそろ豆腐を食べる店を物色。

奥に深く冷房が効いていて涼しそう食堂で、店のおバさんの進めるオリジナル「金粉豆腐」を注文。豆腐にしては破格の120元。
臭豆腐ではなく、柔らかい普通の揚げ豆腐に甘めのきな粉風がまぶしてあった。
軽い食感と軽い味。

オープンな入り口からは道を挟んで向い側の食堂の軒看板が見える。
「麻辣豆腐50元」
次はアレにしよう。

店を出て直接向いの店に入ると、店の表で客待ちしているおバさんに失礼かも・・とチラリと思い、わざわざ100メートルばかり行き過ぎ、また戻ってその店に入る。

麻婆豆腐味を期待していたのだ麻辣というほど強烈でなはい。

一瞬、雨が上がり見事に晴れたと思えば、また雨模様。
そういえば、明日火曜日は台風が来るとか言ってたが?
帰りの飛行機、大丈夫かい?

老街の裏は郊外らしい山と川。

さて、もういいだろう。
深抗バス停で帰りのバスを待つ。
912番に乗らなくとも、どこ行きでもいい。
台北市内ならどこからでもMRTで帰れる。

先にやってきた円環行きのバスに乗車。
円環は第一日目に行った寧夏夜市の近く。

北門で降車して「迪化街」に行くことにする。
このバスは長距離で途中で区間をまたぎ、深抗ー北門は二区間30元。ま、100円か。
のんびりと台北の西側の町並みを走行・・だか殆ど居ねむっていた。

この辺りから迪化街か。



迪化街は煎じ薬の問屋街がオリジナル。
その流れで薬や乾物、乾燥食材の小売店が軒を並べている。




この辺りで本格的に雨の気配。
迪化街から少し離れて、道路沿いで雨宿り休憩できる店を探す。

道路沿いのファミリーマートでコーヒー休憩。
とにかく台湾ではコンビニを休憩場所・用足し場所に期待して可。

折しも近辺の永楽國小と太平國小の下校時間になり、店内は一時小学生で溢れる。
ファミリーマートのイートインテーブルで宿題を拡げる子も。
やがて親がバイクで迎えに来る。
コンビニはそのようなミートポイントでもある。

ヨメが外の屋台で買ってきた紅豆餅をイートインに持ち込んで食べたりも(^^;

雨が小康状態になり迪化街に戻り外れまで散策再開。

土産用乾燥シイタケ購入。

石造りや赤レンガ造りの商店が多い。

赤レンガは現在でも現役で、建築中のレンガ組みも目撃した。

この辺りは最近の赤レンガ建築。

モダンレトロチックななかなかいい雰囲気。

ヨメの長スカートもヤボッタレトロチックで意外と合ってるんでは(^^;

豆腐二皿食っただけだが、あまりお腹も空いていないのでMRTでホテルに帰還。
休憩後、夜食用再外出。

台風影響下の不安定な天気だが先ずは夜市の様子を見に行く。
夜市手前の屋台で炒米粉30元。
饒河街夜市に行く前に少しだけ腹ごしらえ、というような位置で営業している。
もっとも本日雨模様で、歩道のテーブルは使えず、横道露地のテーブル一つだけ。
迷ってると、先客のおニイちゃんが一緒に座れと横の席を空けてくれた。


雨の夜市はかなり歯抜け状態。

それでも「三兄弟」屋台は営業していて、薬燉排骨とルーロー飯。

この屋台で最初に食べた薬燉排骨は絶品だったが、アレは丁度営業時間の最後の方の煮詰まった薬膳スープに当たり、特別濃厚な味だった。

薬燉(漢方)スープといっても軽い薄めのスープで甘味が少し勝っているのが多い。

まあ、骨の髄まで汚くしゃぶるのは屋台ならではという感じ。

名物胡椒餅は営業中。

日本人団体グループが皆同様に並んで買い求め、雨模様なので横の店の軒下で一様に食していた。
並ぶのがイヤなので今回は購入省略。

鍋専門の簡易オープン食堂に入る。
鍋料理といっても120元で白飯と甘茶が付いてくる。
トッピングに豆腐を選んでしまったが、注文したキムチ鍋には最初から豆腐も入っていた。
120元でボリュームは満点だが、トッピングで野菜を入れたいところ。
台風影響下の歯抜け夜市だったが、これでまともに夕食が調達できた。

あとは帰り道のコンビニのテーブルで缶ビールを飲むだけ(^^;

日本ではコーヒーもコンビニでは飲んだことはないが、台湾ではコーヒーや缶ビールはコンビニで飲むものだ。

コンビニを制すれば台湾を制す。


ミニスカートのかっこいいおネエさんの写真とか取りながらのんびり過ごしていたのはいいのだが・・・

ホテルに帰り、台風情報を仕入れ、ネットで帰国便情況を調べる。
なんと明日の台北発航空便全欠航と!

あわてて対策を相談しにPEACHサービスカウンターに国際電話。
しかし、営業時間が過ぎていた。
こういう緊急時では24時間体制で受け付けて欲しいのに。

明後日28日の最終関空便ならまだ空き席があり、新規に購入できる状態だった。
しかしそうすると明日便欠航分は全額返金してくれるが、明後日便との差額は自己負担になる。
まあ、明日一番に電話すれば振替で取れるだろう。

もう明日中には帰れないのだ、と覚悟を決め本日は就寝。

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