01 バイクの街、ホーチミンシティ 03 ベンタイン市場・サイゴンスカイデッキ
[ヴェトナム紀行]

02 ホーチミン初遭遇 

2015/10/8(木)21:57
9月19日(土)
起き抜けに屋上プールでひと泳ぎ。

しかし夜の方がいい雰囲気だったか。

隣のビルとの間に架っている透明のパッサージュ。

遥か下に下界が見えている。
水泳よりも目が覚める。

朝の界隈散歩。

サイゴン大聖堂


中央郵便局↑↓

正面に、ホーおじさんの肖像と初遭遇。

ホテル周辺のブロックをひと回り。
アジアの街だな。
どちらかというとタイ・バンコクのような。
クアラルンプールは少し毛色が違っていたような。


路上の屋台と食事。

道路や歩道は広いがあまり整備はされていない。
何よりも人とバイクと屋台が歩道を占拠して3メートルも直線的には歩けない。


バイクは歩道も走る。
別に交通警官がいる訳でもない。
旅行中、警官を見たことはなかった。

バイクは歩道に上げてからそこいらに駐輪する。

写真の偉そうに肩章付の制服に身を固めたおニイさんは私設ガードマン。
このおニイさんが歩道の上のバイクの駐輪場所を仕切っている。
女性は屋台で働き、男は店先のバイク番というのが一般の労働者の姿のようだ。


ホテルに帰り朝食バイキング。

このホテルの朝食サービスは最高だった。
ビュッフェスタイルだが、各コーナーには専任の調理師が付いていて好みに応じて調整してくれる。
ジュース類もその場で果実からジューサーで絞ってくれた。

いかん。
こんなことをしていると旅行中にメタボになってしまう。
これからは朝食無しのホテルを探さねば・・とか。

ヨメがネットで調べたホテルのうち比較的まともで、中心街に近いホテル★★★★を予約しネット清算。
昼前にチェックアウトし、そのままタクシーで次のホテルに。

ところが、このタクシーがとんでもない・ちゅうか、期待通りのぼったくり運転手だった。
ホテルのドアボーイが次のホテルのアドレスをきっちり伝えていたハズだった。
たいして離れてもいない距離なのに何か大回りしている。
「行先、わかってる?」と尋ねるが「大丈夫」と。

タブレットのグーグル地図を参照し、現在地と次のホテルの位置を確認。
「ホテルはアッチだぜ?」「分かってるが、一方通行で・・」
その界隈をぐるりと回って目的のホテルへ行くか、と思ったら同じブロックにあるレックスホテル★★★★★に付けてしまう。
「違う!」と言えば、今度はそのままぐるりとドンコイ通りを端までいきマジェスティック★★★★★の前で「これか?」というようにこちらを振り向く。
ああ、コイツは行先ホテルが分かってないんだ!

次に別方向に行こうとしたらもう降りようと決め、タブレットのグーグル地図を参照し道を指示。
やっとのことで予約したホテル★★★★に到着。
料金メーターの数字は75kVNDになっていたが支払わず、ホテルのドアボーイに処理を任す。
私の方も前のホテルを出た時に貰った出発地記録票をどこかに失ってしまっていて、そんな長距離ではない、ということを証明できないハメになっていた。
結局、ドアボーイが「50kVNDで」という調整妥協案をだし、疲れたので了承。

ぼったくりとまでの意図はなかったかもしれないが、行先ホテルが分かってないのに日本人ならアソコと勝手に行先を決めて走り出したという様相か。
旅行前にはベトナムのタクシーの悪辣さを書いた旅行記を読んで心していたものだが、初日からピタリと当たってしまった感じ。
これ以降、まったくぼったくりの類には合わず、これが唯一の貴重な経験になった。
ぼったくりといっても75kVNDなら450円くらいで、日本のタクシーなら初乗り料金にもならない金額だ。

やっとホテルNo2にチェックイン。
正式には午後3時よりチェックイン可だが、ベトナムでは別に何時でもいいようだ。

落ち着いた室内で設備的には申し分なし。

ヴェランダから外を見ると、裏通りの簡易住宅やトタン屋根の間にチラリと古ぼけた寺院のような建物が見えている。
チラリと見えるその異様さにギョッとするが、そのようなモノもあってもいいんだろう。

ひと寝入りしてから、午後の街の本格的探索に出る。


道路に出てすぐ、小規模な市場があったので見学。

衣類が中心の市場。

スペースを一杯に使ったブースに、これでもかと商品を詰め込み、通路は人であふれ・・・


以降おなじみになるベトナムの市場の光景だが、雑然としているようで、各商店の小物はきっちりと幾何学的等間隔に展示されていて決して乱雑ではない。

小さなものを細かくきっちり並べる・・


何処の商店でも、流しのバナナ売りでもそれが共通のベトナム風商品展示法である。

広大な中央分離帯のある中心街を貫くグエンフエ通り。

人民委員会庁舎の前のホーチミン像と初遭遇。

ここで、突然雨が降り出す。
南部ベトナムは今が雨季である。

日本の梅雨ではなく、突然スコールがやってくるのだ。
中央郵便局内に緊急避難。
ついでに、郵便局内の銀行窓口で両替(100EUR=>2,400,000VND)。

しばらくしても止みそうにないので、郵便局横のダンキンドーナツ店舗に移動。
まがい物のバイン・ミーを食べる。

やっと何とか雨が収まり、ペンダイン市場横の夜店通りへ。



夜店通り入り口の露天商で着色おこわを買うヨメ。

また雨が降ってきて、どこかの露地奥で立ち食いする。
ほの甘く、どこか懐かしい味。

ちなみに、露天商でもそう安いというわけではない。
あるいは、交渉の余地が大いにあるということなのか?


ペンダイン市場近くの町場レストランで夕食。

春巻きをトッピングした冷製麺と、ひき肉詰め瓜のスープ。
色んなタレをかけて好みの味にして食べる冷製麺は暑い国にはピッタリ。
美味、満足。

初めてレストランで、といっても表から中が見えている街の食堂だが、きっちり食事し会計を済ませる段になる。
万国共通の「チェック」のサインを空でする、と売り子さんが奥を示す。
「え?奥で支払うの?」といぶかりつつ店の奥に行くと会計カウンターがあり計算している様子。
別に客が奥に行って支払う訳ではなく、奥から勘定書きを持ってくるということだったようだ。
こんな小さな食堂だが、フランスのレストランと同じ方式での会計システムだった。

やっとホテルに帰り、チェックイン時にくれたウエルカムドリンクのクーポンで喫茶。

ここで翌日のホテルの検討打合せをし、部屋に帰る前にホテルのスパを見学に行く。

スパの担当者が9時からなら貸切でサウナ・ジャグジー使用可、というので急いで部屋に荷物を置いて出直す。

SPAとは「マッサージ」のことらしいが、曖昧にマッサージサービスもある施設のことも指すようだ。
ホテル併設のSPAではマッサージは有料だが、施設利用はタダ。
このこじんまりしたホテルでは現在の利用予約はなく、9時から我々二人の貸切になった。

ジャグジーとシャワー、ミストスチームサウナその他で遊び、2日目終了。


01 バイクの街、ホーチミンシティ 03 ベンタイン市場・サイゴンスカイデッキ