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![]() | ホイアンホテルにて(1)![]() |
[ヴェトナムで暮すということ] |
台北経由ホイアンまで |
2016/4/1(金)13:59 |
2月18日(木) 5時過ぎ関空到着。 先ずチャイナエアカウンターで搭乗券発給してもらう。 事前にe-チェックイン済みだが、正規の搭乗券取得とマイレージ加算処理。 E-チェックイン済と言うと並んでいるエコノミークラスチェクイン待ち列を後目に、ビジネスクラスカウンターに案内してくれた(^^) KALラウンジでおにぎり、ビールほか。 6時前に切り上げ退出、6時20分の搭乗開始には間に合うだろう。 出国ゲート前の両替窓口で一万円で1800kVDN購入。 大変な混雑。 出国ゲートまで何重にも蛇行した行列になっている。 もう六時半なのに半分も進まない。 早くも海外旅行パニックモード。 列の外で時おり航空会社の係員が搭乗に遅れた客を探して呼んでいる。 6時45分、いよいよ切羽詰まってきたので列の外を通りがかった係員を呼び止め「7時出発です。何とかできないですか?」と窮状を訴える。 私の周囲は殆どが中国系旅客で私の訴え内容には誰も関知しないようだ。 「会社が違うので私は何とも言えないが、他の係りを呼んできますので」と男性係員は搭乗券と名前を確認して走り去る。 案外うまくいくような。 すぐ中華航空の地上勤務のおネェさんが一緒にやってくる。助かった。 おネエさんに先導され、列の仕切りロープを越え、小走りでスタッフ用入り口からセキュリティコントロールのチエック係員のすぐ前へ。 終わると出国コントロール待ち列の最前列へ割り込ませてもらう。 チェックカウンターを通過し、トランジットエリアに入ると、横のドアから回り込んで待っていたおネェさんがシャトルトレインの中間駅行きプラットホームまで誘導してくれた。 このとき7時。 中間駅から搭乗ゲート38まで小走りに。 丁度搭乗待ち列が動き出した所なのを見定め、ほっとして近くのトイレへ。 満員の中華航空台北線。 本日午後E-チェックインしたときはまだ私の隣は空いていたのにもうどこにも空席なし。 座席が狭く、ウインドブレーカとポシェットを置くスペースがない。 エコノミー症候群的不快に何でこんな苦労してまで旅行を?というような後悔の念も。 台北着。 ターミナル1に到着しているのに何故かターミナル2まで誘導される。 9時半着予定がすでに10時を回っている。 幸い、TNDは所持していたので両替はしなくてもいい。 ターミナル2の国光バスの乗り場に。 ![]() この辺りは要領周知、す早い。 チケット125TND、三番乗り場。 台北駅着23時過ぎ。 ![]() なんと外は雨になっていた。 ホーチミン乗り換え便が明日早朝発なので、台北で一泊することにしていたのだ。 10時までに台北駅着なら近所の夜市にでも行くかと思っていたが、とてもそれどころじゃない。 ![]() 新光三越裏に予約しておいた簡易ホテル探しにも手間取る。 いつもながらいい加減にHOTELSコムサイトの住所をうのみにしてしまった。 人に尋ねるにしても事前に漢字の表記に直しておかねば。 通りは分かりやすかったが、表に看板が出ているわけでもない。 ただその建物番号の玄関脇に、よく見ればホテル名のプレートが。雑居ビルの8階。 雨の中をウロウロして12時をこえてしまい、もう外出してバスの発時間確認や夜食をとる気もない。 おまけにHotels com住所に記載してあるホテルの階の記載も間違っていた。 ホテルNeoSOHO(一泊2000円)は想像していたとおりのネットカフェの個室版だった。 隣の部屋のイビキがうるさいが、どのみち安眠して寝過ごせない。 ただ横になれるということだけ。 空港内で過ごすのと、どうだろう?バス代込み3000円という価値はあったのか? 前回のベトナムの帰りに桃園空港の完全冷房の寒さで風邪をこじらせてしまって、空港で一晩過ごすのは避けたいのだが・・ 結局現地時間2時過ぎ横になる。 ─────────────────────────────── 2月19日(金) 昨日の大混雑の関空の出国待ち列を思い出し、5時にはホテルを出ることにした。 顔も洗わず、朝食も取らず。 一体どんな朝食だったのか、確認はしたかったが。 国光バスは早朝5時台には15ー20分間隔で運行しているようだ。 5時15分発。早くも私の後ろには行列が。 乗り切れなかった客が次の便を待つよう制止されている。 6時過ぎ桃園空港着。 関空で発給してもらった搭乗券にはゲートの記載がない。 とりあえずターミナル1で降り、中華航空のカウンターで搭乗ゲート確認、記入してもらう。 そのまま出国列に。 関空ほどではないが、すでにこの時間でもかなりの混雑。 セキュリティコントロールで、洗面用具の鼻毛切りハサミを指摘され確認させられる。 見せれば問題はない。 トランジットエリアに入ればすでに六時半。 ラウンジが5時半から開いているので強いてホテルの朝食をとらなかったが、もう時間がない。 ラウンジ階横を素通りして A7ゲートへ。 まだ搭乗が始まってないようなので、再びラウンジへ。 しかし前回と同じくまだ工事中閉鎖だった。 台北でわざわざ出国入国するだけの価値があったのかどうか?再び自問。 ![]() チャイナエアホーチミン線搭乗。 台北線とはまったく違ってがらがら。 せっかく最後尾の一人座席を予約していたのだが、結局どこでもよかった。 最後尾は真ん中列の三人掛けだったが、席はひとつしか使わないようだ。 前方の数列も窓際が従業員用の休憩座席で、カーテンで遮蔽できるようになっていた。 機内食でチキンを食した後ただひたすら眠っていた。 ホーチミンまではただ眠っていただけなので楽。いつのまにか到着。 機内食を配膳してくれたおネエさんと最後に顔を合わせると、「よく眠れましたか?」 と笑いながら言う。 例のチャイナエア特製トランプをくれた。 それ、前回にももらったぞ。 (結局、どこかのホテルにチップ替わりに置いてきた。) これからが問題。 懸案事項を一つ解決せねばならない。 出発3日前にベトナムのLCC VetJetAirから私の予約したフライトの出発時間が変更されたとのメールが来ていた。 本来ならこのまま午後乗り継ぎだったのに、なんとこの朝発の便に変更されていた。 間に合う訳がない。 もちろん、メールで異議申し立てを送ったがその後音沙汰なし。 ホーチミンのVetJetAirのカウンターで直接交渉するしかない。 ベトナム入国。 ![]() 先ず空港のブースでSIMを買う。 前回と同じviettelのブースだった。値段表にも見覚え。 データ通信のみで290kVDN ざっと計算すると1500円。 前回より円高か? 今回は手間取らず、私のタブレットを英語モードにしてからセッティングしてもらう。 問題なく開通。 一旦外に出、そのまま右のドメスティック空港へ。 前回はタクシーで来たので、インターナショナルとはコの字型に配置されているとは気がつかなかった。 見覚えのあるVietJetairのカウンターで一応チェックイン列に並ぶ。 ![]() カウンターで「出発時間のチェンジか」と聞かれるが、たんなる便の変更では有料のはず。 変更ではない、勝手に取り消されたのでそちらでアレンジしてほしいと伝える。 予約した便を確認してもらい、それなら、と案内されたはやはり変更手続きカウンターだった。 私のE-チケットを見て入力していたカンターのおネエさんが、「sorry・・・」と来た。 ダメか、と思ったがダナン行きは夕方しかないので、とのことだった。 それはおりこみ済み。 結局、17:05発ダナンに変更してもらい、再びチェックイン。 カウンターの対応は丁寧で笑顔で応対してくれる。 なんとか懸案事項はこれでクリア。 ネットで検索するとVetJetAirでは搭乗時間や搭乗便の変更はよくあるとのこと。 まあ、私のようなヒマ人でなければ利用できないだろ(^^; しかし、本日のホイアンホテル一泊だけは予約していたのだ。 キャンセルせずに済み安堵の念。 ![]() ドメスティックエリアに入り、SASCOラウンジで食事。 元のフライト予約時間からすると実に4時間の遅れに。 ![]() 16時半、ひとととおり食べ終わると退屈してラウンジ退出。 ドメスティックターミナル内見学。 意外と奥行きがあり広く、店舗レストランもそれなりに。 17時すぎ、定刻に搭乗開始。 ほぼ満員だが、窓際の私の隣は空席で通路側にちっこいベトナムのおばあさん。 17時半離陸。 窓外は夕日だけで霞んでしまってなにも見えず。 次第に夕日が沈んでいく。 下は雲か陸地か判然としない暗闇の層。 ![]() インドシナ半島の全域を見下ろしていると思えば壮大な夕暮れの光景と思えないこともない。 次第に夜になっていく。 もう未知の地ということではないが、それでも遠い異国の得体の知れない夜へと。 ---- ダナン空港前でタクシーを拾うが、選択の余地はない。 ハンディトーキーの係員風に誘導され、最終的に一台へと案内される。 人の良さそうな小男の運転手だが、走り出してもメーターが確認できない。 「メーターは?」 「??」 「Taxi meter !」 語気を強めて怒鳴ると、初めて気がついたようにダッシュボードの帽子を取り去る。 メーターはその下で、最初から160.0の標示になっていた。 「あかんじゃん!」 この小男、「へへへ」とかいう調子で応対。 「ホイアンまで400くらいだろ?」とカマかけて言うがこの返事はない。 ボルつもりらしいが、最初にハットトリック(!)を暴いたのは合意済み。 着いてからの交渉か。 SIMを入れたタブレットを出して走行中ルートの確認。 ダナン市内を大回りぎみに走行し、ホイアンへの海岸通りに出た時点でメーターは300ドンを越えてしまっている。 こういう不快が最初に来て、せっかくのホイアン行きだが、既にうんざりした心境。 海岸道路の光景は馴染みで、五行山と大理石彫刻の店。 やがてバイクが閑散と走る海の家風の地帯。 ホイアン市域へ右折した時点で400をとっくに越えている。 あまり喧嘩する気分ではないので500kドンまでならそのまま払ってもいいという気分。 それで承知しないならホテルマンを呼んで交渉してもらうつもり。 ![]() やがて見覚えのある角を曲がってホイアンホテル内に。 メータの料金580。 「高すぎる!」というと「へへへ。わかってますよ」というような表情。 「いくらにする?」 「5」 「500?」 無言のうちにすでに双方とも500で合意していたような。 しょうがないな、という表情で「OK」する。 丁度500紙幣を一枚持っていたのでそれを渡しケリ。 多分、400台でも500kVDN札を出してしまえばあとはチップになってしまうだろう。 ホイアンホテルチェックイン。 このホテルが気に入っているのでホイアンに来たということもある。 見覚えのある男性レセプショニストに案内され、玄関前からカートに乗って別館の方へ。 別にカートに乗るほどの距離じゃないが。 調度は整えられていたが、微妙にグレードダウンという感じ。 スタンドのスイッチの接触がわるい。 スタンドの明かりを何とか安定させて初めてテレビのスイッチがはいり、フランス語のベトナムソングが始まる。 少しぼやっとするが、まだ空腹ではない。 天井の扇風機も健在だが、回すとすこし摩擦音がする。 くしゃみが出る。 風邪か、シンナー臭か? 軽装になってつっかけで外に。 ![]() ホイアンホテルの雰囲気も前回よりけばけばしい電飾が目立つようになっている。 門を出たところで、部屋の匂いはやはりおかしいと思う。 引き返してレセプションで交換を申し出る。 三階の空き部屋に交換。 異臭はない。 スタンド・扇風機の問題もない。 最初の部屋がたまたまメンテナンス不備だったようだ。 この間に空腹を意識。 ![]() 今度はしっかりと旧市街に食べに行くことにする。 しかし、一人でレストランを探すおっくうさは相変わらず。 やがて橋の近辺までくると相変わらずの賑わいだ。 ![]() 橋をわたり夜店露店の通りのサイドには前回の滞在時に入った簡易レストランが。 わざとそこは避けて別の同様な店にする。 ・・・・あるいは同じだったかも(^^; ![]() 適当にメニューを見て焼き飯とほうれん草いためとビール。 後で横のテーブルに来た男一人が25ドンのカオラウとビールを注文。 焼き飯とほうれん草合計100ドンよりも25ドンの方がうまそうだった。 それでも適当に、そんなもんだ、と満足し、帰りに露天でドーナツを買って歩き食い。 ![]() 旧市街を出て閉まっていたがバインミー・クィーンの店確認。 多少怪しい雰囲気も期待して(^^;そのまま町筋を歩いてみる。 ただ暗い家並みがずっと続くだけ。 大回りしてホテルに帰る。 私はこんなところで一体何をしているのか? |
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