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![]() | 裏通り下宿にて(4)![]() |
[ヴェトナムで暮すということ] |
裏通り下宿にて(3) |
2016/4/15(金)3:46 |
2月28日(日) 朝食にパンと卵焼きをチョイス。 流石にインスタントラーメンではなぁ。 ![]() これならかつては普通のホテルの朝食だった。 パンがバゲットなのがベトナムらしい。 ![]() 一人はインド人という。 会話を開始したそうなそぶりだったが、こちらの英語の反応がおもわしくない(^^;ので終了。 この家の小型犬がテーブルの下でおコボレを待っていた。 午前中は部屋で読書と物書き。 実は私は崩壊する日本と世界の現状を見つめにベトナムに来た・・・つもりもあった。 書いたブログ記事「炎上の現象学」を公開にしてみる。(今は当サイトに移動公開) ![]() 逆算すると、一昨年の炎上騒ぎもちらと思い出し、日本について日本で書くことで生じる種々のタブーを意識する。 エマニュエル・トッドも「シャルリとは誰か」の後書きで今のフランスは、フランスについて書くことができない国になってしまったと書いている。 ![]() とにかく午前中はピアノもなくやることもない。 ただ書き続けるだけ。 昨晩飲んだコーヒーのカップを洗わずに放置していたら、アリが内側にわずかに残ったコーヒーの痕跡で朝食中だった。 もちろん裏庭に巣くっている連中だろうが、何という嗅覚か! ほんのわずかな匂いを嗅ぎ付け、貪欲にこんなところにまで上がって来ているのだ。 日本の炎上騒ぎ好きな連中の貪欲な嗅覚と同レベルと言える(^^) ![]() ![]() 露地裏伝いに中心街へ。 人間は働き、犬どもが遊んでいる。 ![]() ![]() それも種類の違った犬が一緒にじゃれ遊んでいる。 露地裏はまったく犬の天下。 大っぴらであっけらかんとして(^^; 私は太った日本人より、やせたベトナム犬になりたいよ(^^; ![]() ![]() ![]() この露地唯一のコンビニエンスストア。なんでも売っている。 乾電池だってあるぞ。 ![]() 露地を抜けた広場の市場。各地区に一つはこんな規模の市場がある。 スーパーマーケットに相当するだろう。 ![]() ![]() 先ずどこかのトラベルエージェントでダナン行きのシャトルバスを予約する。 ダナン空港からホーチミンへのVetJetAirのチケットはインターネットで購入した。 ![]() 町にも色々看板がでているがすべて110ドンだった。 結局、比較的大手でまともそうなホイアンホテル敷地にあるトラベルエージェントに。 ![]() 今ブッキングするか? と問われ、即ブッキング。 別に比較することでもない。 ただピックアップの場所がエージェントによって様々で、たぶん大手ホテルなら個別にピックアップに来てくれるのだろう。 ホテル名を聞かれ、HOME STAYなので意味ないだろうと、「この近く」みたいな反応をしてしまう。 それではここ(HOIAN TRAVEL)で乗るということで。 シャトルバス3月1日午後1時発 110ドン。 ![]() そのまま旧市街へと。 なんだか天気がいい。 歩いているともう暑いくらいだ。 ![]() バスの予約も取ったので少々心が軽い。 あと二日ホイアンで何もしなくてもいい暮らしを楽しめる。 今日はバインセオを食べてやる。 川沿いのレストランを物色、表のメニューを見ているとおバさんが出てくる。 バインセオある? というとメニューのそのページを示す。 バインセオ50ドン、まあよかろう、と着席。 ![]() あ、川沿いのテラスだったが目の前は工事中の目隠しだった。 道理でこんないい天気なのに誰もだれも入っていずガラ空きだったのか。 バインセオを食べ方コーチ付きで食う。 お好み焼きの上に葉っぱを乗せ、さらにソイツをライスペーパーにくるんでタレに漬けて食す。 ![]() ライスペーパーの間からポロポロと野菜がこぼれてしまう。 しかしタレにつけると皆同じようなベトナム味になってしまう。 わずかにつるりとした食感がバインセオらしいか? しかしバインミーよりはレストランで食べる料理という感じ。 最低座って食べないと。 立ち食いは無理。 バインセオ+ラルーBr=65ドン ![]() ![]() 天気はいい。 太陽が久しぶりに出、かなり夏めいている。 ビールを飲みながらテラス席でタブレット+ブルーツースキーボードで入力していると、店のおバさんや店の子が奥から出てきて珍しそうに見にくる。 いや、こうしてはいられない。 日差しが夏めいてるのなら、もういちど昨日のココヤシの並木道に行って写真を撮らねば。 いそいでホテルに帰って自転車を借りることにする。 途中ココナツ饅頭10ドン 甘すぎないでちょうどいい。 ![]() 軍資金が不足ぎみなので地元銀行のATMを試すことにする。 その目的で発行してもらったVISAデビットカードでちゃんと処理できた。 1000ドン出金。 レートは0.51だが、銀行から5600円の出金ありのEメール。 ATM手数料他二つの名目が重なって円高進行中のメリットなく、最初の関空でのエクスチェンジと同じ結果になってる。 自転車を借り、すぐ裏の露地から広大な農地の畦道へ。 ![]() 野生もしくは放し飼いのアヒル↑ と 養殖アヒル↓ ![]() しかし天気はまた曇りだし雲がいっぱいで太陽が隠れてしまった。 ココヤシ並木周辺で写真とり。 ![]() ![]() タブレットの自動シャッター機能を試す。 ![]() 自撮りすると顔の法令線がまた目立ってきた(^^; ![]() ![]() ⇒ 後で自分の写真を見るのがイヤになるので、極力レタッチしておくが、それも面倒。 自分の顔の方を事前にレタッチしておく方が手っ取り早いのだが(^^) ![]() ![]() 昨日は少々寒かったが本日は風が心地よい。 真夏の夕方には、この道は天国的に心地よいのではないか? 自転車で散策するのには丁度いいし、車が入れないあぜ道である。 たまにはモーターバイクの音がすることもあるのだが。 ![]() 手を振って見送る。 こんな道端でのたりとしている地元民の私に嬉しそうに手を振りかえしてくれた。 かと思えば、ヘルメットもかぶらず二人乗りでやっている小学少女。 どうも後ろの兄がコーチしているようだ。 ![]() 対岸の無数のシラサギに群れ。 ![]() いつもはLy Thai To 通りにショートカットして帰るのだが、本日はココヤシ並木から少し遠まわりして耕地のあぜ道をハイバーチュンに抜ける。 ![]() ![]() ←水牛に乗って移動する農夫 ↓これは普通の牛か 別に手綱や識別鼻輪も付いていない。 まさか野生? ![]() ![]() 水牛→ よく見ると手綱のようなヒモが付いている。 ↓水牛のいる中部ベトナム農地の夕刻。 ![]() 途中、通行止めのように木の枝のバリヤで道を塞いでいた箇所あり。 自転車なのでそのまま通過。 しかしあぜ道道路補強工事でセメント塗りたてだった。 ズブリと足がはいり、自転車のタイヤと私の足跡がくっきりと。 斯くしてホイアン郊外のとあるベトナム人民道路に私の足跡が今も残ることとなった(^^; ![]() 工事区間を出て葉っぱでタイヤのセメントを落としていると、のどかな節回しで水牛に乗っておジさんがやってくる。 「向こうの方に行くと・・・」とかなんとか私に声をかけて通りすぎる。 迂回路のことか? ハイバーチュンに抜け、対面側のブロックの町筋観察。 新興住宅地で下宿近辺の露地家屋よりは新しくて裕福そうだ。 ![]() そのままぐるぐるゆっくり夕方の自転車散策を楽しむ。 ![]() ![]() ![]() アヒルがつがいで町内を散歩していた。 え?ガチョウかい? 前方に犬。 さて、どうしたものかい? とか相談中に見えた。 6時一旦帰宅。 すると近隣が大音響のカラオケ大会。 ウチの下宿の庭でも何やら宴会の雰囲気。 ![]() 8時前再外出。 庭で宴会をしていたグループの男一人が立ち上がり、「一緒に食おう」とかいう身ぶり。 No Thank You。 日曜夜なのか祭日にあたるのかよくわからんが、地区のところどころでカラオケ大会をやっている。 これがとてつもないベトナム風大音響。 やはり何かの祝祭日? Ly Thoung Kiet通りにある昨晩ちょいと気になった店に行く。 縦に長い大衆食堂が2軒並んでいて夜中なのによく流行っていた。 そのうち手前の一軒はもう店じまいしている。 向こう側の一軒にはいる。 ![]() 表の看板に3つ出ていた中の一つに決める。 COM TAM。 通じたのかどうか? ややあってCOM TAM = Broken steamed rice and Pork roti 登場。 ![]() 白飯の上にグリルドポーク。薬味やさい。 適当に調味料をぶっかけて食べる。 スープもついてくる。 料金の支払いを他の客でよく観察。 出しなに入り口で支払うようだ。 私も出しなに無言で200ドン札をおく。 なれた手つきでお釣り数枚が帰ってくる。 お釣りを勘定すると25ドンの支払いになっている。 あの店では25ドン均一のようだ。 夕食一食125円、安いので大流行りという感じ。 食後”イーピン”おバさんのオープンカフェに行ってラルーBr。 ![]() 全員が店の奥のテレビの方を向いて。 サッカーの中継中。 なんだか、一人だけ外を向いているのがおかしいので、そろそろ退散。15ドン。 角のバインミー露店で一本と思ったが、相変わらず多量持ち帰りの列。 あきらめてならびの食料品点で表に出ていた簡単なえびせん風スナック。 いくら?の問いにちょいと長い発音が返ってくる。 え?というと、おジさんがレジ用パソコン画面で表示してくれた。 5ドン。 「five」というと50ドンのことがおおいが、5ドンなら正式に「five thousend」と言うようだ。 ちなみに、書き言葉ではよく”5k”というように k(=Thousand)を付ける。 ![]() スナック食べながら夜風に吹かれて帰宅道。 この温度がそぞろ歩きにはちょうどいい。 今はすっかり住人気分。 こういう生活でしばらくは持つだろう。 |
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裏通り下宿にて(4)![]() |