裏通り下宿にて(3) .. グエンフエ通りに行く
[ヴェトナムで暮すということ]

ホイアン裏町からホーチミン下町へ

2016/4/18(月)16:1
3月1日(月)
朝食後部屋で物書きと荷造り。

(下宿の窓からの裏庭)
うん、HomeStayで良かった。
この部屋で初めておちついて本を読んだり、ものを書いたりできた。
路地裏の生活のゆったりとした時の流れとただ暮した。
その辺りの辻の曲がり角からふと子供の私が走ってくるような、見慣れた裏町露地奥で。

11時半チェックアウト。
「また来てください。」「はい、また来ます。」
社交辞令ではなく、ここならいつでもまた来れる。
この生活費なら(^^)/

露地を歩いて市場の辻に。

このまま行ってしまうと早すぎる。
かといって食べるには早すぎる。
昨夜の25ドンCOM Gaの店の前で少し思案。
あの店は二個一で昨夜は左が今朝は右が空いていた。

道路を渡って向かいの露地へ。
未知の露地でもう殆ど家の裏庭つづきのような。
露地に枝を広げて作業している家も。

ゴメンといって作業している上を通る。
振り替えって写真撮るとニコニコ笑っている。
昨日の夜のココナツ饅頭屋も炙っている姿を写真に撮ると、こちら向いて笑顔になった。
ベトナムである。

露地を抜けると見知らぬ通り、見知らぬ通りのハズだけど見覚えがある建物が。
ふと見るとバインミークイーンの店だった。
猫町横丁。

バインミークィーンのちょっと見知ったおバさんと目が合う。
なんだかいらっしゃいといわれた気になって入る。
バインミーとコーヒー注文。

中で食っているのは西欧系旅行者のみ。
妙に外国人ばかり集まる店だ。

外でテイクアウトの注文を早口の英語でやっているのは中国人の学生。
この店は私の「行きつけ」No1だな。
20+20kVND


ゆっくり歩いてホイアンホテル。
中庭で少々時間潰し。

三月に入ってやっとテトの飾りが取れたようだ。

12時15分前に敷地内角のホイアントラベルに。
別に何もシャトルバス停留所の表示とかはない。
外のベンチで待つ。
本当にバスがやってくるのか、どのように客を乗せるのかわからん。
路線バスのようにこちらが気を付けて、やってきたら乗り込むのか?

まあ、落ち着いて・・と思うが、こいうときに私はいつもペシミスティックになってしまい、最悪のシナリオしか考えられない。
5分前にエージェントの窓口の女の子に「シャトルバスはここで待ってればいいのか?」と確認。 「Yes」
では待つしかあるまい。

12時すぎたが、表のシャトルバスの看板には12:15発となっているのでたぶん切符に記載されている12時は余裕を見た集合時間だろう。

12時15分、ソレらしきジャンパーのおニイさんがすたすたとエージェントの玄関の階段を上がりかける。
私と顔を会わせ目で問いかける「?」、私がうなずく。
表にマイクロバスが停車している。
後ろのに荷物いれにリュックを預け、バウチャーを見せようとすると「それは別にいい」とか。
先客数名。

ホイアン旧市街のとあるエージェント前でも数名。
このエージェントの外にはちゃんと”ShatleBuss waiting area”という看板が出ていた。

少し川沿いを市外に向けて走り、とあるHomeSTAYに停車。
前の客が「HomeStayでも・・」といっている。
ピックアップは大手ホテルからだけと思っていたら、HomeStayでも予約すればやって来るようだ。
それか!
下宿の若者が空港に行くのか、手配はできるが・・とか言ってたが、すでに自分で予約してしまったので詳しく聞かなかった。

たぶん、同じマイクロバスではなくとも、どこのHomeStayでもピックアップを予約してもらえるようなっているのだろう。
ダナンからのタクシーの不快を思い出す。
ダナン空港についたらダナンからのシャトルバスの情報をあつめなきゃ・・。

・・んなことより、私は途中で横の座席に座ってきた中国系のミニスカートの脚が気になって(^^;
シャトルバスはいいぞ(^^;


ダナン空港着。

すぐVetJetAirカウンターに。
予約メールを表示したI-Phoneを渡すと何の問題もなく搭乗券交付。
いつもながらのLCCの簡便さ。

しばらく空港外側をうろうろ。
結局シャトルバスの表示も、空港内エージェントも見つからなかった。
円からの両替だけ実施。
T万円が殆ど20000ドン。
円高進行中か。

セキュリティチェックから搭乗エリア内に。
ラウンジ情報を確認するがダナンはなし。

喫茶店のカウンターでFBの記事アップ。
コーヒーが40ドン。

すこし遅れ、搭乗ゲートが変更されたが他には問題なく搭乗。
満員だが一時間。
窓際。
横のベトナム系だと思える女性二人がきれいな英語で会話している。

↑夕刻のダナンから夜のホーチミンへ↓

タンソニエット空港ドメスティックエリア着。

タクシーチケットを買おうと思い、まっすぐインターナショナルターミナルの方に行く。
しかし間違った。
タクシーチケットのカウンターは外部からは入れないエリアだった。
インターナショナル到着ロビー前道路では白タクがうるさく客引き。
中心街の一区なら200kVNDくらいが相場だろうが今回はもっと遠くの7区まで。
交渉して乗りはしたが、運転手の態度が不快だったので一度は駐車場内で降りたりもした。
白タクは駐車場に車を止めて、空港ロビー前まで客引きにくる。
値段は妥結してるのだが、駐車場の出口で客に駐車料金を支払わせようとする。
この時、運転手に支払わせると実際は30ドン・・15だったか・・なのに50ドンは後で上乗せされてしまう。

二台目の白タクでなんとか7区にあるリバティホテルサウスに。350kVND。
ややボラれた感じもするが、メーターもないのでわからない。
特に相場がはっきりしている中心街ではなく、もっと遠い7区なら交渉がかなり難航してしまう。ベトナムの空港の白タクはもううんざり。

ホテルの部屋はまずまず三泊一万円(!)キャンペーン中というレベル。
1区に数軒の目立つ大規模ホテルもある系列のホテルだが、7区は下町で格安の星三つ。
豪華さもなく、観光環境もないが、部屋はバスタブ付の落ち着いたダブル。

とにかくなにか食おうと外に出ると、周囲はまったくの下町の様相。
表通りはバイクでうるさいが、横丁に入ると露店がどこにでも。


表通りにも夜はちょっとした空地に露店が並ぶ。
派手に小型バーナーを並べてバインセオを焼いている露店があって思わず中に。

注文を聞きに来たおニイちゃんに「バインセオ!」というと、
「それは分かってる。
何個?
3個でいいか?」
というような感じで指で3を作って見せる。
「OK」。
ちなみに指数字は西欧式。
3なら345指を立てる。

このおニイちゃんは露店の若者らしく多少ガラ悪そうだったが、葉っぱを苦労して巻いている私を見かね、葉っぱの枝を全部ちぎりにきてくれた。
焼き立てのバインセオはカリっとして香ばしく、ペロリと平らげてしまった。

「いくら?」と言いつつホイアン相場の30ドンを渡すと一枚返してくれ、おつりもくれた。
バインセオ三個=15ドン・・なんと一個5ドン!


裏通りのオープン食堂に入る。
唖のニイちゃんが店の奥まで麺を見せに行き、OKすると健常者の相棒と手を取り合うようにして喜んでいた。
唖者だが客引きに成功ということだろうか?
こくのある出しスープの鶏の春雨フォー25ドン。

角の露店でお嬢ちゃんが絞るサトウキビシロップ 5ドン。

ホイアンの露店・食堂価格よりホーチミンの下町の方がかなり安い。
特にバインセオ一個5ドン25円は安かった。

ホーチミン7区下町、いいじゃないか?

ホテルに帰り、先ず2階にあるSPAに料金を聞き行く。
ホテル系の高級SPAではない。
エレベータで2階に上がると楽屋裏のような事務的な通路があり、待っていた蝶ネクタイのおジさんにモミ手をされるが、しかし英語は分からんらしい。
廊下の角で休憩しているマッサージ嬢が見えた。
超ミニの制服。うむ、これはアヤしい(^^)v

奥のカウンターに案内され、おカミ風の女性が英語で応対。
300ドン(=1500円)。
本当にホテルのスパか?級の料金である。
え?それって全身マッサージで?「YES」
他にフットとかフェイスとか、メニューは?「無い。全身マッサージ90分300kVNDだけ」

とりあえず部屋に帰って荷物を置き、500ドンの現金だけ持って軽装でもう一度二階へ。
心もちイソイソと(^^;

高級感はまったくなく、町のスパそのもの。
少々ゴタゴタしているがサウナブースやジャグジーにテレビ(?)まである個室に案内される。
スチームバス→サウナ→ジャグジーで洗髪してくれ、その後で全身マッサージの90分フルコース。
いやぁ、抜群のコストパーフォーマンス。
女の子も超ミニスカートでまったく町のスパ。
私の好みはもう少し長い膝上タイトのミニだけど(^^;
超ミニじやぁ、いかにもプロっぽくってその気にならない(TT;

すくなくともホイアンのSPAではミニ姿ではなく、体操着風。
特に初日のヤツは白衣に見を固めたいかにも整体師風のコワそうなおばさんだった。

←ホテルの正面ではなく、裏手に出ていたマッサージの看板。
18時から25時はいいとして、”KTV Massage"って何だ?
普通はKTVはカラオケのことだが?
ひょっとしてやはり?

300ドンで90分の全身マッサージフルコースなら夜寝る前にいい。
特にホテル内なので安心の楽チンだった。
ホテル内といっても即金払いなので経営は別のようだが。

ということで、このホテル、当初空港から遠くて失敗したか、と思ったのだが、案外良かったのかも(^^;

やはりホーチミンの暑さは半端じゃない。
昼寝して、夜は下町のスパを順に試してみようかなとか(^^;

SPAのミニスカート嬢が何かここで寝ていってもいいとか何とかいってたが?
メニュにはないが、かなり柔軟なオプションを取り揃えている様子(^^;
ただコミュニケーションがあまり円滑にいかず詳しい内容は判明しなかった。
私は部屋をホテル内に確保してあるので、マッサージ終了後そのまま部屋に帰ってコロリと寝てしまうだけ。

ホーチミン到着一夜にして私は既に都会の下町に期待する何かを見つけてしまったのかも。


裏通り下宿にて(3) .. グエンフエ通りに行く