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  フエ観光ツアー 


’18 2月24日(土)
朝6時頃目覚めてから半覚半睡、確認するとタブレットの充電がまったくできていない。
差し込み口が非常に弱っている
本日きっちり観光予定なのに・・まともなカメラがない・・・

6時45分覚悟を決めて荷作りし、朝食へ。
細かい女の子がオーダーシステムを説明してくれるが適当に生返事。
それよりタブレットの充電が気になって、充電コードを食堂に設置してから麺とオムレツを注文。

もう少し野菜が欲しいとかおもったが、別皿で葉っぱとモヤシと唐辛子が。
あまり味のないオーダー料理だった。
後からきた客がカウンターから飲み物、パンをとっている。
飲み物・パン・くだものは取り放題になっていた。 そうだったのか(^^;

・・・
部屋に帰り支度してチェックアウト。
荷物を預けロビーで待つ。

八時過ぎにガイドのホー嬢が呼びに来る。
路地をあるきながら「今日はベストコンディションだ」とか。
--暑くもなく寒くもなく。
曇天である。
表通りで6人乗りのマイクロバスに。
先客中国系カナダ人のベロニカ嬢。
数学教師という。
あと、植民地スタイルのVillaHueの門に入りオーストラリアの老カップル、実は私より下(^^;。
上品な奥さんと小太りの旦那。

まずは水上から仏教寺院へ。

水上船では店開き。

さっそく女性陣が熱心にショッピング。
遠くになだらかな山姿。ベトナムのひとつのステレオチップイメージ。



仏教寺院・・ベトナムで初めて見た純中国様式・もしくは北方系統の仏搭。
あまり期待してなかったが、なかなか見ごたえがあった。

ウチのツアーグループ記念写真 ↑


おびただしいアジア系観光客が観光バスから吐き出される。
ガイドのホー嬢が「どこでもコリアン、コリアンで・・」と多少揶揄するような口調で。

観光バスの側面にはハングルが大書されている。
まさか韓国から陸伝いにバスでやってきたわけではあるまいが。
ホイアンでも殆どのスパの看板は韓国語が併記されていた。
どうやらベトナムへの韓国の進出はすさまじい、と思える。


ついで車でフェ王宮へ。

これはまさしく中国皇宮に範をとった近世ベトナム王朝のまぎれもない広大な宮城。



対岸からも見える国旗掲揚台の壮大な規模。



その下で何やら訓練中の制服集団。




いろんな門で仕切られた宮城内の各施設へ。


ガイドのホー嬢とツアー仲間のベロニカ嬢(カナダ)とオーストラリア夫人。

ガイド嬢はいろいろと説明してくれるわけだが、もちろん当方は片っ端から忘れていく(^^;

なんとなく中国や日本の様式と共通する美意識・文化背景が見える。

ガイド嬢は面白おかしく歴代王朝の王様の生活を語ってくれ、ここで千人の後宮の美女に200人の子供を産ませ・・
するとオーストラリア夫が”いや、ジンギスカンは数千人の子供を産ませ世界一の、”とチャチャ入れし、私の方を向いて”現在のアジア人には多かれ少なかれジンギズカンの血が入ってる”とウィンクする。
後で記念写真を撮るとき、”チーズ!"の代りにオーストラリア夫には”ジンギスカーン!”と声かけしてあげた。


錦鯉が泳ぐ中庭の東屋。


中国系カナダ人のベロニカ嬢は独身一人旅。
場合によってはオーストラリア夫妻の向こうを張り、私とカップルになっても良かったのだが、なんせネイティブスピーカーの英語と互角には渡りあえず、止むなく声かけ残念(^^;


さすが世界遺産フエ王朝宮という規模だったが、ガイド付ツアーで回ったにしてはあまり歴史的要点は覚えていない。
苦手な英語ガイドなんで、そのあたりはしかたがない。

次に王宮前道路の延長上にあるドンパ市場に連れて行かれる。



これは膨大なちっこい品物が所せましと詰め込まれている典型的なベトナムの市場。
女性陣はいろいろ交渉し何やら熱中していたが男性陣はただ後をくっついて歩くのみ。

昼食込の一日ツアーで、次は郊外のいかにも風の庭園レストランに。


屋内の予約席に案内され、ベトナム料理の一式。

通訳ガイドのホー嬢はそれではまた一時間後にといって消え、後は我々ツアー客4人の会食に。
あらためて自己紹介と今までどこ旅行した?ああ、あそこは行ってきたが、とかの食事の席のよもやま話。
英語非ネイティブの私は圧倒的に不利。
不本意ながら聞き役に徹したのは言うまでもない(^^;

飲み物は別料金でオーストラリア夫人はワインを注文をしたが、私がフエの地ビールHUDAで、というとオーストラリア夫が追従。
料理は豪華風だったが味はあまり。
ベトナム料理はやはり屋台でないと。
アルコールと食後のコーヒーの代金をその場で清算したころにガイドのホー嬢が現れる。

午後は車で郊外に散在する王陵2個所を回る。
中国式庭園のトウドック帝廟。


美しく整備され落ちいついた広大な庭園。
ここなら一日ゆっくり散策して過ごせるだろう。








考えてみると今までベトナムでこんな名所観光をしたことが無かったか。

次はカイディン帝廟。


もはやフランスの支配下の王朝で、華洋折衷様式の建築でコンクリート製。

西洋風のダンジョン式塔屋・中華風屋根とベトナムの低い郊外の丘。

このオッちゃんがオーストラリア夫。

中華風にぎっちり装飾された部屋内部。

後は観光土産用のベトナム三角帽製造村とお香製造所をまわりツアー終了。

ホイアンで少々気分が停滞してしまっていたので初めて訪れたフエの第一日目をツアーで観光したのは悪くなかった。
特に郊外の陵墓とその周辺の丘陵を自転車で回っても面白いかとかも考えた。
実際は雨がちでそこまで出来なかったのだが。

市内に帰り、先ずいかにも植民地風門がまえと前庭のVilla Hueにオーストラリア夫妻を下ろし、路地の入口でベロニカ嬢を下ろし、路地奥の私の2300円ホテルが最後。
多分これはホテルの格に準じていたようだ(^^;

しかし、私は自分が出発したセレーネ・シャインホテル2300円には行かず、多分ベロニカ嬢と同じホテルだと思うが、系列のセレーネ・パレスホテルの方に行く。

予定では既に私の荷物がトランスファーされている手はずだったが、フロントでは未着。
そのあたりを交渉・手配し、やがてパレスホテル3000円の部屋に案内される。

このディスク上注目。 なんと専用PC付。

他、ちょっとした果物・菓子もサイドテーブルに。
ホテルはホイアンよりは格安かも。

夜、市内中心街をひと廻り。

中心街の歩行者天国には小洒落たレストランが多く、ゆっくり食事ができた。160VND。
この日から食べながらヨメにSKYPE通話をする習慣にもなった。

しかしまた明日からのホテルを決めねばならない。
せっかくのPC付の部屋だったが、明日はもう予約できないらしい。
ネットで検索するとあのオーストラリア夫妻が泊まっていた、ちょっと小癪な植民地風のVilla Hueはそんなに高くない。
それどころか、部屋の広さにしてはかなり格安・・・これだね。
ということで、結局、最後にフエではそのヴィラ・フエで落ち着くことになる。

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