雨のフエで  .. [中部ベトナム無宿 index]  やっと晴れたフエから...

  フエ自転車徘徊 


’18 2月26日(月)
持参した携帯キーボードが調子悪く、思い切ってゴミ箱へ。
タブレットの充電が出来なかったようで電源入れても立ち上がらない。
コードの不備か? どうも安物の機材ばかり持ってきてしまったようだ。
昨日は充電器買うつもりで探しあるいたりもした。
肩こりもひどくなった。
まあ、こんなもんだ。

朝食は久しぶりにフルブレックファーストのホテル仕様。 デザートも豊富。








フエではホテルが一番良かったか。


部屋でなんとか回復したタブレットの充電パーセント待ちながら天候見定め。
暇潰しに持参したChrome cast でTVとのHDMI接続を試みる。
成功したがWIFIが弱く、YOUTUBEのみ視聴可能。


降るかもしれんが、意を決して自転車レンタル決行決定。
11時、フロントで申し込むとHOTELではやってないとのことで、町のレンタルバイク屋を教えてくれた。
ホテル出て指示してもらった通りを探すが見つからない。
思い出して一昨日宿泊したセレーネパレスホテルのあるの路地の店を当たる。
2,3軒小さな旅行エージェントが並んでいて"レンタルバイク・モーターバイク・DMZツアー”とかの看板が出ていた。

一軒の店に入る。
ちょっと細身のベトナム中年美女風が英語で相手してくれる。
貸し自転車?やってますよ。
いくら? 30VND/day。 150円か、安いなぁ。
ちなみにモーターバイクは? 170VND、それにしますか?
いや、やはり交通がよくわかってないので自転車で(^^;

女主人が何やら電話で指示。
待っている間にパンフレットで旅行案内をしてもらう。
DMZツアーいかが?
あ、DeMilitalized Zonesか! ベトナム戦争の南北境界、激戦地跡。
フエは南北境界の直ぐ南にあり、ソッチもフエの観光目玉になっている。
やがて近所のおバさん風が自転車を押してやってくる。
あまり良さそうではない普通の自転車だが、別にそれで文句はない。
お金は返却時、そのかわりパスポートをデポジットで取られた。

では、いってらっしゃい!
・・英語で喋っていた所為か、なかなか知的な感じも、ちょっと中年女性の魅力も少々。
まあ、関係ないが(^^;


さて、では予定通り貸し自転車でフエを走る。
先ずは王宮のあるフォン川の対岸地域の探検から。

サドルが高すぎるので調整し、ぼろリュックを前かごにほりこんで曇り空の下を走りだす。










王宮の一番川に遠い側の門に到達。

川向こうの街区を周り、古い城門をくぐる。

すぐにベトナム統一鉄道の線路が走っている。

もう市街ではなく、軒の低い住居の町や村。


水路に沿ってどこまでも集落が連なる。


もう完全に農村になり、村落以外どこにも通じていそうにないので、そろそろフォン川沿いに戻る。

フォン川沿いの幹線を一昨日ツアーで行った仏塔目指してたどる。

このお宮さんの向こうに見えるのがフォン川。

この辺りの川原は整備されて公園風。

幹線道路沿いの古い建物群。


水牛と観光船。
ティエンムー寺院の仏塔前のフォン川。

方向的には背景の山向こうがもうラオスになっているハズ。
DMZやラオス・・・どこかにまだ見知らぬ地帯をさまよってみたい気もするのだが。

少し先まで行ってみるが、また普通の農村になっている。
ここから市街へ引き返す。

道路沿いのカフェでしばし休憩。

ただコーヒーを注文したのだが、ベトナム式のアイスコーヒーが出、お茶がついてくる。
9VND。
今回、ベトナム式容器でコーヒーが飲めたのはこのカフェだけだったか? 

すっかり現地の顔になっている私メ。



市街外門。


川を越える鉄橋の橋げたに良く見ると老婆が立っている。
何をしているのかじっと動かない。
しばらく見ていたのだが、別に飛び込むような気配でもないので立ち去る。
アレ、一体なんだったのか???

ベトナム統一鉄道フエ駅の近く。


再びフエ駅に。


駅前広場。

駅の切符売り場で並び、明日のダナン行き切符を買う。
ベトナム通貨は桁が多く、切符を買おうと並んでいる人はゴムで束ねた分厚い紙幣を用意している。
”ハノイ?・・億VNDです”という英語の会話も聞こえた。

貸し自転車屋でパスポートを預けてきてしまったので、「パスポートはないがこれで」と、フエまでの往路の切符を示す。
別にそれでもいいようで、そちらから氏名やパスポートナンバーを書きとって発行してくれた。
フエ→ダナン 91VND(=9万1千ドン)



その後旧市街の町筋をいろいろ探索。
途中でバインミーを購入(20VND)し川原で立ち食い。













高そうなリゾートホテルの玄関。

ベトナム軍の建物。

中華風家屋。

表通り。

裏通り。

今度は朝とは違う逆サイドの橋を渡り、どこまでも水路をたどる。


左の家並みの裏が水路。

水路に沿ってどこまでも低い軒並みが続く。

町の市場。


ベトナムの日常の光景だが、私に違和感はない。
ヘタすると私の日常から消えていった光景へのノスタルジーまで覚えることがある。

フエ最後の夜、最初に行った歩行者天国のレストランに。

しかし、歩行者天国ではなかった。
どうやら週末だけそうなるらしい。
生春巻きと焼き飯にFUDA。130VND。

帰りにまたポン引きが行方をさえぎり邪魔をする。
うるさいので一計を案じ、さっとポケットからi-phoneを出し、ポン引き氏の顔を撮るマネをする。
途端に顔を隠して逃げていく。
やはりベトナムではポン引きは違法のようだ。

フエ最後の夜なので当地のSPAを試すことにする。
適当に少々あやし気な店に入り、全身SPA 230VND。
一応カーテンで仕切られた個室だが、向かい側の個室の話が丸聞こえ。
ミニ系の衣装でちょっとかわいいSPA嬢登場し、多少の期待(^^;
しかし、以前ホーチミン7区のSPAであったような微妙なコミュニケーションはなく、少々事務的に終了。
多少美形だったのでいいか、とか思っていると、それで鼻の下が伸びたを察知されたのか"チップ下さい"との要求。
"え、あ、もちろん”とあまり考える間もなく200VNDを渡す。
しかし、別にそれ以上のことはなく、サンキューで送りだされる。
出てから単なるチップで200VNDは多すぎた、と慙愧の念にさいなまれる(^^;

お釣りくれない屋台のおバちゃん、ポン引き、SPAで要求されたあからさまなチップ・・・
ホイアンとは違いフエは年季の入った国際観光都市なのだ。

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